ドイツ観光局が新キャンペーン「ジャーマンサマーシティーズ」をキックオフ
ヨーロピアンにとっての文化探訪と都市観光のターゲットとして首位を走るドイツ。国際的観光モニター機関(IPK)によると、2018年に同国を訪れたヨーロピアンの6割以上が「文化探訪」を目的に、大都市だけに留まらず、国内各地に点在する「歴史」や「文化」の拠点をくまなく訪れている。
こうした観点からドイツ観光局(DZT)は、新たなグローバルキャンペーンとして「ジャーマンサマーシティーズ」を考案。「都会」「ロマンチック」「水辺で過ごす休暇」「名所旧跡」「芸術文化」の5つを切り口として、世界に向けたキャンペーンを展開する。
キャンペーンの各クラスターを上位に位置づけた5本の短編動画は、本キャンペーンのイメージ動画もYouTube上での公開が始まっており、周知に向けた宣伝活動はオンライン旅行会社の「エクスペディアグループ・メディアソリューションズ」や「Cトリップ」、「アヴィアセールズ」と共同で行なうという。
本キャンペーンには、同局の呼びかけに50社を超える企業や機関が応じており、共同参画合意書には延べ100以上が署名。また、マーケティング活動の拠点市場は30ヶ所を超えた。
同国のフラッグキャリアである「ルフトハンザドイツ航空」は、プレミアムパートナーとして全プロジェクトに参画。さらに日本向けのキャンペーンには「レイルヨーロッパジャパン」が協賛パートナーとして名を連ねている。
市場分析とベンチマーク解析に基づき、『観光の国ドイツ』を確固たる位置づけとするため、ドイツ観光局では毎年テーマを変えながらマーケティングキャンペーンを実施しているが、今後もテーマを絞り、これまであまり注目されることのなかった場所やテーマにスポットを当てながら、同国の観光の魅力をアピールしていく方針だ。
German Summer Cities
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