Visit Finland が「サステナブル・トラベル・プログラム」を本格始動 ~ <サステナビリティ>を旅行の新常識に
フィンランドは、小さいながらも <世界で最もサステナブルな国トップ10> に選ばれている国。国土の7割近くが森林で、188,000もの湖があることから、欧州域内で最も豊かな淡水資源を持ち、また世界で最も空気がきれいな国としても知られている。
「サステナブル・トラベル・フィンランド プログラム」は驚くほど人気があり、新型コロナウィルス感染症(Covid-19)による世界的なパンデミックが起こる以前から、Visit Finland が掲げる目標を大きく上回る反響があった。500以上の企業と観光地がプログラムに申込みをし、すでに57の企業と1つの観光地がプログラムを修了し、認定を受けている。
ラップランドの秘宝、ポシオ
Visit Finland が国内で進めている「サステナブル・トラベル・フィンランド プログラム」は、サステナブルで<責任ある旅行>が新常識となり、広まることを目標としている。そのプロジェクトの認定を受けた初めてのデスティネーションが、ラップランドのポシオ(Posio)である。
ポシオは、ラップランド地方にある人口3,000人弱の自然を愛する小さなコミュニティ。「ラップランドの秘宝」とも呼ばれ、地元企業は何年にもわたり、積極的にサステナビリティに取り組んできた。「サステナブル・トラベル・フィンランド」の認証を受け、グリーンデスティネーションズとそのパートナーによって組織された2020年の「サステナブルなデスティネーション TOP100」リストにも掲載されている。
その魅惑的な風景が旅行者の心を鷲掴みするポシオでは、 自然のありがたみが再発見できる。リーシトゥントゥリ(Riisitunturi)とシュオテ(Syöte)の国立公園、コロウオマ渓谷(Korouoma)、「ラップランドのリビエラ」とも呼ばれるリボヤルヴィ湖(Livojärvi)、ペンティック=マキ(Pentik-mäki)文化センターは、<自然と文化の共生>のためのユニークな環境を作り出している。
ラップランドでは、世界で最もクリーンなスキー施設を目指し、カーボンニュートラルな活動をしている「ピュハ・スキーリゾート」もこの認証を取得している。また、ヘルシンキの海岸沿いにある世界遺産スオメンリンナ(Suomenlinna)、群島国立公園とトゥルク(Turku)間でシーカヤック体験を手配する「アーバメリ」、野外展示や火で淹れたコーヒー、美味しいバター風味のフィンランド風クレープなどで定評のある湖水地方のカフェレストラン「Silent People Meadow」でも、サステナブルな体験ができる。
なお、Visit Finland 日本支局代表の沼田晃一氏は、「『サステナブル・トラベル・フィンランド』は、海外旅行需要の回復に適しているタイムリーなプログラムであるといえる。日本でも業界団体や旅行会社との協議を進めており、新型コロナウィルスの感染状況を鑑みながら、フィンランド大使館敷地内に新設された多目的イベントホール『メッツァ・パビリオン』にて、自然・テクノロジー・サステイナビリティをテーマにしたイベントを実施し。今後も継続的にこのテーマについて発信をしていく」と述べている。
Sustainable Travel Finland
ウェブサイト |
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