エクスペディア、宿泊施設の需要回復期に向けた主な施策を発表

2021年02月25日 掲載

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - エクスペディア、宿泊施設の需要回復期に向けた主な施策を発表
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed



新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、先行きが極めて不透明な状況が続く旅行業界。多くの宿泊施設が収益面で困難な状況にあり、また経営存続の危機に直面している施設もある中、従来のようにマー
ケット変化の予測に基づいて収益管理を行うことは難しい状況にある。

そうした中、この問題を解決に向けエクスペディア・グループでは、「Rev+(レブプラス)」をはじめとする収益管理に役立つソリューション開発を行い、業務の透明性の向上やデータに基づくパートナー施設様の意思決定に大きく貢献してきた。

同社は、未曾有の危機に直面している今こそ、適切な収益管理による戦略策定がどれほど重要であるかを旅行業界全体に示すチャンスであると捉え、旅行業界の新たなトレンドを把握し、臨機応変に戦略を変えていくことができる柔軟な姿勢こそが、ポストコロナ時代の勝敗を左右すると呼びかけている。


「コロナ禍に打ち勝つ戦略策定」の主なポイント


適切な収益管理の下で、エクスペディア・グループが示す「コロナ禍に打ち勝つ戦略策定」に向けた主な施策は以下のとおり。


<過去よりも未来に焦点を当てる>
過去のデータをもとに市場のトレンドや傾向を予測することは困難。旅行需要の予測データをもとにマーケットが向かう先を見極め、料金設定を適切に行うことが一層重要となる。

<競合施設と比較し、旅行意欲を喚起する手段を検討する>
旅行需要の争奪が激しくなっていることから、競合施設と自社の料金プランを定期的に比較し、価格やキャンセルポリシーを見直すことが重要である。

<ダイナミックな価格戦略を検討する>
旅行需要の低迷期においても、変化を厭わないダイナミックな価格戦略は予約の増加につながる。すべての部屋タイプで新たな料金カテゴリーの導入を検討し、それに対する顧客の反応を確かめることが重要となる。また、滞在日数が長いほどお得になる料金プランの導入は、稼働費を抑えられるというメリットがある。

<人脈や地域とのつながりを活用する>
地域の観光協会などからターゲットの詳細データを入手し、そのデータに基づく自社の転換率をマーケットの平均と比較することで、各施設が獲得できると推測される予約数を割り出すことが可能となる。新たな旅行需要の創出を目的に、観光協会や地元の企業がホテルとの共同マーケティング活動やプロモーションに関心を示す場合もある。

<新たなアプローチを試みる>
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、収益管理担当者が調査を実施する上で必要な資金や収益が大幅に減少。平均客室単価(ADR)を下げずに予約を獲得できるよう、新たな価格戦略の一環として付加価値のある料金プランの導入検討が重要となる。旅行者は、これまで以上に価格を重視する傾向が強まっている。

<長期的な予測より、日々のデータの変化に注目する>
旅行需要の回復状況は国や地域ごとに異なるため、この傾向はしばらく続くことが予想される。先行きが不透明な状況においては、マーケットごとの旅行需要の変化に着目することが長期予測の立案以上に効果的である。
旅行者が検索時に指定した日付や実際に予約した日程、旅行者の国や地域を把握することは、情報に基づく価格設定が可能になるとともに、今後の見通しを立てる上でのヒントにもなる。


「収益管理で成功を収めるための戦略」についての詳細は、こちら(Life at Expedia Group
Blog・外部リンク)を参照。

The Expedia Group

URL

https://expediagroup.com


このページの先頭へ