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オーストラリア最新情報



オートラリアの囚人移民の足跡を伝える世界文化遺産


 2010年7月31日に行われたユネスコ世界遺産委員会に於いて、「オーストラリアの囚人遺跡群」が新たな世界文化遺産として登録された。
これらはオーストラリアの各地(11ヶ所)に点在しており、英国の流刑地として始まった白人オーストラリアによる開拓史の貴重な遺跡として登録された。これによりオーストラリアの世界遺産の数は、7つの世界文化遺産、および複合遺産を含む全18個となった。

 今回登録された囚人遺跡群の中でも、観光客が比較的訪れ易いのは、シドニー中心部に残る囚人宿泊施設跡の「ハイドパーク・バラックス」や今から20年ほど前まで実際に使用されていたパース郊外の「旧フリーマントル刑務所」、タスマニア州のホバートから約100キロの場所にあるオーストラリアに渡ってきた囚人がさらに罪を犯すと送られた"監獄の中の監獄"「ポートアーサー流刑場跡」などがある。 (2010年10月)

 

 

野生イルカの餌付けスポット「ティンカン・ベイ」


 オーストラリアでの野生イルカの餌付けといえば、西オーストラリア州のモンキーマイアや、クイーンズランド州のモートン島(タンガルーマ・ワイルドドルフィンリゾート)がよく知られているが、地元で評判となっている野生イルカの餌付けスポットがある。それが、ティンカン・ベイのバーナクルス・ドルフィン・センターだ。

 このティンカン・ベイは、クイーンズランド州のサンシャイン・コーストとフレーザー島の中間にあたるクールーラ・コーストの一角にある。
小さな町だが、ここのマリーナには毎朝7時半頃になると3〜4頭のバンドウ・イルカがやってきて、毎朝8時からセンター前の浅瀬で誰でも餌付けが楽しめるというのだ。

 餌付けは、モンキーマイアでは選ばれた数人のみ、モートン島では基本的に1人1回のみといった具合に何らかの制限が設けられているが一般的だが、ここでは時間と人数が許す限り一人が何度も餌付けが可能。思う存分にイルカとふれ合いたいという人には、たまらない餌付けスポットなのだ。
なお、利用の際には寄付として一人5ドルを支払う。詳細は、同センターのウェブサイトを参照。 (2010年10月)

Barnacles Dolphin Centre
時間  8:00〜
料金  AUS$ 5.00 (寄付として)
住所  Norman Point, Tin Can Bay, QLD 4580
URL  www.barnaclesdolphins.com.au
問い合わせ先  Tel:+61-7-5486-4899 Fax:+61-7-5488-0254
 

 

ブルー・マウンテンズの最高級エコリゾート
「ウォルガン・ヴァレー・リゾート&スパ」


 2009年10月、シドニー近郊の世界遺産地区ブルー・マウンテンズにオープンしたのが「ウォルガン・ヴァレー・リゾート&スパ」だ。

 エミレーツ・ホテルズ&リゾーツが運営する最高級の自然保護リゾートで、敷地も自然保護区内にある。 リゾートの後方には大分水嶺の一角を占めるユーカリ林が、前方には広々とした牧草地が広がっている。まさに「開拓時代のオーストラリア」を感じさせるだ。

 リゾートは、メインとなる建物を囲むように40棟のヴィラスタイルの客室がある。全ヴィラには専用のプランジプールが付いていて、もちろん優雅なデイスパ設備も完備されている。また、リゾートから出発する乗馬やネイチャーウォーク、ワイルドライフサファリなども楽しめる。(2010年6月)

Wolgan Valley Resort and Spa
客室数  40棟
住所  2600 Wolgan Road, Wolgan Valley, Lithgow, NSW 2790
URL  www.emirateshotelsresorts.com/wolgan-valley
問い合わせ先  Tel:+61-2-6350-1800 Fax:+61-2-6350-1801
 

 

メルボルンから気軽に楽しめるドライブ・ルート


 メルボルン沖、ポートフィリップに突き出た半島がモーニントン半島だ。ここには注目を集めるワイナリーや温泉、ゴルフ場などが点在しており、美しい海の景色も楽しめるとあって、メルボルンっ子たちにも人気ドライブ・スポットとなっている。

 ドライブの途中で訪れてみたいのが、1860年代に建てられたシックな屋敷が印象的なヘロンズウッド。ここでは、庭園で収穫された無農薬野菜を使った料理をカフェで味わったり、サニーリッジ・ストロベリーファームでイチゴ狩りが楽しめる他、アーサーズシートで標高300メートルまでのチェアリフトに乗ることもできる。また、半島の突端に位置するソレントでは、春から秋にかけてイルカと一緒に泳ぐツアーも催行されている。

 モーニントン半島へは、メルボルン中心部から1時間ほどだが、時間に余裕がある人はソレントから対岸のクイーンズクリフまでカーフェリーを利用すると、モーニントン半島とグレート・オーシャン・ロードというメルボルン近郊の2大ドライブ・ルートを巡ることもできる。(2010年1月)

 

 

オーストラリアン・アルプスでハイキングを楽しむ


 オーストラリア政府観光局では、広大なオーストラリア大陸で特に素晴らしい景観を有する場所を「Australia's National Landscapes」としてリストアップしている。
現在、8ヶ所がリストアップされているが、中でもヨーロッパの山岳地帯を思わせるような雰囲気を持っているのがオーストラリアン・アルプスだ。

 このオーストラリアン・アルプスは、東部に連なる大分水嶺の南部に当たる一帯を指し、オーストラリア最高峰のマウント・コジウスコ(標高2228メートル)を始めとする峰々と、16の国立公園を有している。
冬季には世界中からのスキーヤーで賑わい、夏季は高山植物とハイキングが楽しめる場所として地元でも人気が高い。

 ベースとなる町は幾つかあるが、シドニーから車で6時間ほどのスノーウィ・マウンテンズ地区であらばジンダバインが、メルボルンからであればマウント・ブラーやフォールクリークのアルパイン・ビレッジをベースにすると良い。
この冬は、夏のオーストラリアでひと味違ったオーストラリア体験を楽しんでみてはいかがだろうか。 (2009年11月)

Australia's National Landscapes
 
URL  www.australia.com/promotions/landscapes_en.aspx
 

 

タンボリン・マウンテンの新名所
「タンボリン・レインフォレスト・スカイウォーク」


 ゴールド・コースト内陸部に広がるヒンターランド。亜熱帯雨林の森の多くは世界自然遺産にも登録されており、中でも中心地のタンボリン・マウンテンは、ワイナリーや工芸家によるハンドクラフト店が軒を連ねるギャラリーウォークなどがあり、ゴールド・コーストからの日帰り観光地としても人気が高い。

 今春、太古の歴史を持つこの「オーストラリア・ゴンドワナ多雨林」に、様々な角度から森が楽しめるアトラクション「タンボリン・レインフォレスト・スカイウォーク」がオープンした。

 これは鬱蒼とした亜熱帯雨林の林冠部分(キャノピー)観察に適した約300メートルのスカイウォークで、谷に突き出た高さ30メートル、長さ40メートルの一角からは壮大な森の様子を見ることができる。 (2009年6月)

Rain Forest Sky Walk
入場料 大人  AUS$ 18.50
子供  AUS$ 9.50
URL  www.rainforestskywalk.com.au
問い合わせ先  Tel:+61-7-5545-2222 / 5545-2333
 E-mail:info@rainforestskywalk.com.au
 

 

熱帯雨林のすばらしさを実感できる
「マムー・レインフォレスト・キャノピーウォークウェイ」


 ケアンズの南、ケアンズから車で1時間半ほど場所にある広大な「ウールーヌーラン国立公園」。同国立公園の南部に昨年完成し、話題を呼んでいるのが熱帯雨林内にウォーキングトラックと、高架状のエレベーテッドウォークウェイを張り巡らされた「マムー・レインフォレスト・キャノピーウォークウェイ」だ。

 このウォーキングトラックからは熱帯雨林の地面近くの森が、エレベーテッドウォークウェイからは熱帯雨林の上部の林冠(キャノピー)部分がじっくり観察できるようになっており、また要所となるポイントにはこの一帯にある植物や動物に関する解説ボードが設置されている。

 その他にもウォーキングトレイル、エレベーテッドウォークウェイ両方の終点となる場所には、国立公園内を流れるジョンストン川が創り出す渓谷が一望できる、高さ37メートルの展望台タワーがある。 (2009年4月)

Mamu Rainforest Canopy Walkway
開園時間  9:30〜17:30
休園日  12/25
入園料 大人  AUS$ 20.00
子供  AUS$ 10.00
住所  Palmerston Highway, Innisfail QLD 4860
URL  www.epa.qld.gov.au/projects/park/index.cgi?parkid=264
問い合わせ先  Tel:+61-7-4064-5294 Fax:+61-7-4064-5293
 E-mail:mamu.rainforestcanopywalkway@epa.qld.gov.au
 

 

地球大気に大きな影響を与えた生きた化石
「ストロマトライト」


 西オーストラリア州中西部沿岸にある世界遺産、シャーク湾。日本ではシャーク湾の一角、モンキー・マイアでの野生バンドウイルカへの餌付けでよく知られているが、ここには他にも魅力あふれる自然がたくさんある。その一つが、シャーク湾の奥深くにあるハメリン・プールに群生する「ストロマトライト」だ。

 ストロマトライトは、35億年以上もの昔に地球上に現れたシアノバクテリアで、最も原始的な細菌の一種に数えられている。
砂などの表面に定着し、昼間は太陽光を浴び光合成をしながら海中に酸素を、夜間には粘液を出して定着している砂などを固定、堆積させている。こうして年間に数ミリずつ大きくなり、ドーム型の岩のような形で成長する。また、ストロマトライトによってできた酸素は泡となって大気に放出されるため、その大量発生が地球の大気に大きな影響を与えたと言われている。

 6〜8億年ほど前になると、先カンブリア紀にストロマトライトを食べる生物の発生により、その生息数が大幅に減少したとされ、現在生息するストロマトライトが見られる場所は世界中でも極わずかで、西オーストラリア州ハメリン・プールが最大の群生地とされている。(2009年4月)

Shark Bay
URL  www.sharkbay.org
問い合わせ先  Tel:+61-8-9948-1208 Fax:+61-8-9948-1024
 E-mail:sharkbayenquiries@dec.wa.gov.au
 

 

ブッシュウォーキングの基点に便利な
「クレイドル・マウンテン・ロッジ」


 オーストラリア中からはもちろん、世界各地から素晴らしい自然体験をしようと多くの観光客がやってくるタスマニア。そんなタスマニア観光の一番人気が「クレイドル・マウンテン/セントクレア湖国立公園」だ。 世界遺産にも登録されている「タスマニア原生地域」の一角にある国立公園で、遙か1億数千万年前から続く太古の森と、そこに生息する野生動物たちの魅力が手軽に味わえる。ここでは数多くのウォーキングトラックが整備されており、半日から数日までの様々なトレッキングが楽しめる。

 この国立公園の散策の基点として人気が高いのが「クレイドル・マウンテン・ロッジ」。コテージスタイルの広々とした客室を有するロッジで、優雅なデイスパやタスマニアならではの食材をモダンオーストラリア料理で提供するレストランなど、贅を尽くした見事なリゾートだ。また、夜になるとコテージの周辺にはポッサムやウォンバット、ワラビー、タスマニアンデビルなど、たくさんの野生動物が現れるという。(2009年4月)

Voyages Cradle Mountain Lodge
住所  4038 Cradle Mountain Road, Cradle Mountain, TAS 7306
URL  www.cradlemountainlodge.com.au
問い合わせ先  Tel:+61-2-6492-2100
 

 

世界最古のオープン鍾乳洞を訪ねる
「ジェノラン・ケーブズ」


 シドニーから車で1時間半ほどの場所にある世界自然遺産、グレーター・ブルー・マウンテンズは、7つの国立公園を合わせ約1万平方キロもの広さを持つ原生林地帯だ。
代表的な観光ポイントとなっているのは大渓谷を埋め尽くす壮大な原生林の光景だが、ここにはもう一つ世界に誇る洞窟「ジェノラン・ケーブズ」がある。

 このジェノラン・ケーブズは、グレーター・ブルー・マウンテンの中心となっているカトゥーンバから、さらに車で1時間半ほど内陸に入った場所にある洞窟群で、3億4000万年ほど前から形成されたと推定される世界最古のオープン鍾乳洞だ。

 シドニーのある研究者は「ジェノラン・ケーブズだけで世界遺産に登録する価値があるほどだ」と言う。一帯には数多くの洞窟が発見されているが、観光客の見学(ガイド付)が許されているのはその中の10ヶ所で、特にルーカス・ケーブは最も壮大で見応えがあると評判だ。

 なお、ジェノラン・ケーブズには高原の山小屋風の宿泊施設もあるので、複数の洞窟を見学するならこれらの施設を利用すると便利だ。(2009年1月)

Jenolan Caves
ガイドツアー 毎日  9:00〜20:00
料金 スタンダード  AUS$ 25.00〜38.00 (内容より異なる)
備考  各コースの出発時間はウェブを参照
URL  www.jenolancaves.org.au
問い合わせ先  Tel:+61-2-6359-3911 #2 Fax:+61-2-6359-3307
 

 

世界遺産の森に滞在する
「オライリーズ・レインフォレスト・リトリート&スパ」


 ビーチリゾートのイメージが強いゴールド・コーストだが、内陸へ1時間ほど車を走らせると世界自然遺産、ゴンドワナ多雨林の森が広がっている。標高800〜1000メートルほどの高原地帯で、さわやかな気候、森が作り出す濃密な空気に溢れている。
もちろん日帰り圏内だが、のんびりと森林浴を楽しんだり、森のアクティビティを満喫するなら、やはり1、2泊してみたい。

 そこで、森の魅力を満喫しながら優雅な休日を過ごしたいという人にお勧めめなのが、ゴンドワナ多雨林の一角ラミントン国立公園にある「オライリーズ・レインフォレスト・リトリート&スパ」だ。2008年、高級高原リゾートとして知られているリゾートに、豪華なマウンテン・ヴィラとおしゃれなロストワールド・スパが誕生した。

 マウンテン・ヴィラは1〜3ベッドルームの戸建て宿泊施設で、森を望む広々としたリビングルーム、ジャクージー完備のバルコニーなど贅を尽くした造りとなっている。ハネムーナーやカップルにはもちろん、家族連れやグループでの利用もおすすめだ。また、スパも亜熱帯雨林が望めるような造りになっている。特にカップル用トリートメントルームは、デイスパの多いゴールド・コースト地域でも有数の豪華さを誇っている。(2009年1月)

O'Reilly's Rainforest Retreat
住所  Nerang, QLD 4211
URL  www.oreillys.com.au
問い合わせ先  Tel:+61-7-5502-4911 Fax:+61-7-5502-0988
 E-mail:reservations@oreillys.com.au
 

 

メルボルンの歴史を物語る
「ロイヤル・エキシビション・ビルとカールトン庭園」


 オーストラリアにある世界文化遺産のなかで、現時点で先住民アボリジニ関係ではないものは2しかない。それが「シドニー・オペラハウス」と、メルボルン中心部の北側に広がる「ロイヤル・エキシビション・ビルとカールトン庭園」だ。

 「ロイヤル・エキシビション・ビルとカールトン庭園」は、世界的に見ても非常に歴史的価値の高い建造物と庭園で、面積は26ヘクタール。1839年に整備がはじまり、1856年に正式に市が管轄する庭園となった。

 その庭園の中央にあるのが、1880年にメルボルンで開催された国際博覧会会場として建築された「ロイヤル・エキシビション・ビル」だ。ビザンチン、ロマネスク、ルネッサンスの各様式を取り入れてられた、ドームを中心とした十字型のフロアが特徴的で、19世紀に行われた国際博覧会の会場としては現存する最古の建物でもある。博覧会後には様々な催しに利用され、1901年には第1回オーストラリア連邦会議の会場としても使用されている。

 現在、ロイヤル・エキシビション・ビルはメルボルン博物館が管理しており、毎日ガイドツアーも催行されている。ツアーでは館内の見学ができる他、建物にまつわるユニークな話も聞くことができる。(2008年12月)

The Royal Exhibition Building in Carlton Gardens
ガイドツアー  14:00〜 (要予約)
住所  9 Nicholson St, Carlton Gardens, Melbourne VIC 3001
URL  museumvictoria.com.au/reb
 

 

モーニントン半島の「ペニンシュラ・ホットスプリングス」


 近年、ヤラバレーと並ぶビクトリア州有数のワイン産地として人気を集めているのが、メルボルンから車で1時間ほどの場所にあるモーニントン半島だ。この半島の一角に天然温泉が湧き出している場所がある。世界30カ国以上の温泉地やスパ施設を見て回ったオーナーが、ここに日本の温泉の要素を取り入れたスパ施設をオープンさせた。それが「ペニンシュラ・ホットスプリングス」だ。

 同施設には、内風呂はもちろんのこと、五右衛門風呂のような浴槽から裸でも入れる貸し切り露天風呂や大きな露天風呂、そしてアボリジニの薬草の概念を取り入れたトリトーメントプロダクト「リティア」を用いた本格的デイスパも完備されている。また、敷地内には126室の宿泊施設も設けられているので、天然温泉とアクティビティーを楽しみながら数日のんびりと滞在を楽しんでみるのも良いだろう。(2008年12月)

Peninsula Hot Springs
営業時間 毎日  9:00〜21:00
定休日  12/25
住所  Springs Lane, Rye 3941, Mornington Peninsula
URL  www.peninsulahotsprings.com
問い合わせ先  Tel:+61-3-5950-8777
 

 

パラッツォ・ヴェルサーチの「レストラン・ヴィー」


 「パラッツォ・ヴェルサーチ」は、ゴールド・コーストにある最高級リゾートの一つ。あのヴェルサーチがプロデュースしたというだけあって、館内に一歩足を踏み入れるただけでその豪華さに圧倒される。そんなパラッツォ・ヴェルサーチの自慢のレストランが「ヴィー」だ。

 クルーザーやヨットが停泊するマリーナを望むレストラン「ヴィー」は、イタリアンをベースにしたモダン・オーストラリア料理が堪能できるファインダイニング。6週間ごとに変更される季節感と旬の食材に拘ったメニューは、今や地元でも注目の的となっている。また、ランチとディナーそれぞれにコースメニューも設定されている。

 同リゾートでは、この他にもヴァイニタス、ラグーンプールを眺めながら食事が楽しめる「イル・ブイランコ」や、ロビーには軽食やアフタヌーンティーで人気の「ル・ジャーディン」も営業している。 (2008年12月)

Restaurant Vie
営業時間  12:00〜15:00、18:00〜22:00
住所  Palazzo Versace, Gold Coast
URL  www.palazzoversace.com
問い合わせ先  Tel:+61-7-5509-8000 Fax:+61-7-5509-8888
 E-mail:reservations@palazzoversace.com
 

 

気分は開拓時代の冒険家!ラクダに乗って神秘のウルルを目指す


 ウルル(エアーズ・ロック)観光と言えば、エアーズ・ロック・リゾート発のバスツアーに参加するのが一般的だが、「よりオーストラリアらしく」、「よりユニークに」にウルル観光を楽しみたいという人にお勧めなのがキャメル・ツアーだ。

 実はあまり知られていないが、オーストラリアは世界有数のラクダ大国で、エアーズ・ロック・リゾート脇にはキャメルファームがある。ツアーは、このキャメルファームからラクダに跨り、ウルルのビューポイントへ向けて出発する。アウトバックの中をゆっくり進んでゆけば、気分は開拓時代の冒険家だ。

 ツアーは各種用意されているが、中でも人気なのがサンライズ・ツアーとサンセット・ツアーだ。ツアーの所要時間はいずれも2時間半。サンライズ・ツアーは日の出の1時間前に、サンセット・ツアーは日没の1時間半前に出発する。ツアーはさておいてラクダに乗ってみたいという人は、ファーム内でショート・ライドを楽しんでみよう! (2008年12月)

Camel To Sunrise / Camel To Sunset
ツアー料金 キャメル・ツアー  各 AUS$ 99.00
URL  ulurucameltours.ananguwaai.com.au
問い合わせ先  Tel:+61-8-8950-3030 Fax:+61-8-8953-7493
 E-mail:reservations@anangutours.com.au
 

 

絶滅した古代有袋類の化石が発掘された
「ナラコート洞窟国立公園」


 南オーストラリア州東部、ナラコートのはずれに、新生代第四紀更新世(約20万〜50万年前)に生息していた数多くの動物の化石が見つかった鍾乳洞窟群がある。クイーンズランド州リバースレーと並び「オーストラリアのほ乳類化石地域」としてユネスコの世界自然遺産に登録されている国立公園だ。

 ここには26以上もの鍾乳洞があるが、その中で公開されているのは4ヶ所。数多くの化石が見つかったビクトリア洞窟では、化石発掘現場の見学や、洞内で絶滅したフクロライオンの骨格化石の複製なども見ることができる。

 このナラコートの洞窟を見学する前にぜひ訪れたいのが、洞窟群入口にあるウォナンビ化石センターだ。ここにはオーストラリア更新世の哺乳類の暮らしをジオラマ展示してあり、コアラ&ウォンバットの祖先ディプロトドン(現存した最大の有袋類といわれている)や、巨大カンガルーのプロコプトドンなどの復元モデルを見ることができる。

 ナラコートへは、アデレードから車で4時間ほど。近くには、南オーストラリア州でも有数のワイン産地クナワラや、毎年11月頃に神秘的な青色を見せる湖、ブルーレイクのあるマウント・ガンビアといった見どころもある。これらのスポットと合わせて、数日かけて観光するのがオススメだ。(2008年9月)

Naracoorte Caves National Park
URL  www.environment.sa.gov.au/parks/sanpr/naracoortecaves
 

 

キャメロン・ディアスも愛用!オーストラリア製エコバッグ


 映画『チャーリーズ・エンジェル』シリーズなどで大人気の女優キャメロン・ディアス。アメリカの雑誌「OK」で、愛用品のひとつとして紹介され、日本でも今注目を集めているのがエンビロサックス社のエコバッグだ。

 エンビロサックス社は、ゴールド・コーストにある会社。カラフルでスタイリッシュなデザインが人気の秘密だ。
キャメロン・ディアスが実際に使っているグラフィックシリーズフローラデザインのほか、オーガニックシリーズ、キッズシリーズなど、2008年7月現在4シリーズ54種類の柄が製造されている。

 これらのエコバッグは日本でも一部の輸入ショップなどで取り扱っているが、ケアンズのフジイストアやグリーンハウス・エンバイロンメントショップ、ゴールド・コーストのOKギフトショップやサンダーズなどクイーンズランド州地元はもちろん、シドニーのビジターセンターやパースのアートギャラリーなど、オーストラリア各地で購入可能。価格は、2008年7月現在で1袋8.50ドルと手軽な格安で入手できる。 (2008年9月)

Envirosax
URL  www.envirosax.com
 

 

大地を彩るワイルドフラワー


 オーストラリア随一のワイルドフラワースポットとして知られている西オーストラリア州は、別名ワイルドフラワーステイトとも呼ばれている。

 ワイルドフラワーは、西オーストラリア州北西部のピルバラ周辺で毎年7月中頃から開花が始まる。その後徐々に南へとその範囲を広げ、9月頃〜11月頃にはパース周辺でも様々なワイルドフラワーが見られるようになる。

 代表的なのは、西オーストラリア州の花にもなっているレッドアンドグリーンカンガルーポー。その他にも真っ赤なデザートピー、青く愛らしいスワンリバーブルーデイジー、初恋花として知られるレシュナルティア、数多くのワイルドオーキッドなど、その品種は約12,000にもおよぶ。

 この時期、パース発着の専門ガイドを付けたワイルドフラワーツアーも催行さている。また、パース市内キングス・パークでは、州内から集められた数多くのワイルドフラワーが咲き誇り、ワイルドフラワー・フェスティバルも開催される。 (2008年7月)

Kings Park Festival 2008
開催日  2008年9月1日〜10月1日
会場  キングス・パーク (パース市内)
URL  www.bgpa.wa.gov.au
 

 

ユーカリの森と温帯雨林が満喫できる「ブルー・マウンテンズ国立公園」


 シドニーから車でわずか1時間半ほどの郊外にある高原地帯「ブルー・マウンテンズ」は、気軽に訪れやすい世界遺産として親しまれている。

 この一帯には全世界の約13%にあたる91種類ものユーカリが原生しているほか、生きている化石とも言われる古木ウォレマイパインが現存している。また、温帯雨林や湿原、草原など多様な自然景観を誇り、ブルー・マウンテンズ国立公園を中心に、ウォレマイ国立公園、エンゴ国立公園など7つの国立公園を含むこれらの原生林地帯が世界遺産に登録されている。

 シドニーからは気軽に利用できる日帰りツアーが多数催行されているが、ブルー・マウンテンズ地区には、豪奢な邸宅風リゾートホテルから愛らしいB&Bまで宿の種類も豊富に揃っているので、その自然を満喫するならば是非とも1泊はしたいところだ。

 奇岩スリー・シスターズとジャミソン・バレーを望むエコーポイントも、朝陽や夕陽に照らされる光景は別世界。また、様々なアトラクションのあるシーニック・ワールドでも、森の散策ルートのシーニック・ウォークウェイは滞在しているからこそ楽しめるスポットだ。世界最古のオープン鍾乳洞といわれるジェノランケーブ観光もお勧めだ。 (2008年5月)

Blue Mountains Australia
URL  www.bluemts.com.au/tourist
 

 

晩秋の森の中で癒される「タスマニア・クレイドル・マウンテン・ロッジ」


 サマータイムも終わり、晩秋を迎えたタスマニア。その観光の中心で、世界遺産の森を抱えるクレイドル・マウンテン地区に、山岳リゾートとしてはオーストラリア有数の「ボヤージズ・クレイドル・マウンテン・ロッジ」がある。

 森の中に戸建てのロッジが並び、朝夕には敷地内でワラビーやウォンバット、ポッサム、タスマニアンデビルの姿を目にする。また、ロッジ周辺には原生林内を個人で散策できるウォーキングトラックがあり、本格的なウォーキングを楽しみたいという人には半日から1日かけてクレイドル・マウンテン国立公園内を歩くツアーも催行されている。

 山小屋風の客室も豪華で、各部屋に設置された薪ストーブや暖炉もお洒落だ。また、リゾート内には、森を望みながらリラクゼーションタイムが過ごせる本格的なデイスパも完備されている。 (2008年5月)

Voyages Cradle Mountain Lodge
URL  www.cradlemountainlodge.com.au
問い合わせ先  Voyages Contact Centre
 Tel:+61-2-8296-8010 Fax:+61-2-9299-2103
 E-mail:travel@voyages.com.au
 

 

バッセルトンの南半球随一の長さを誇る桟橋


 日本人旅行者の間で、西オーストラリア州の密かな人気観光ポイントとなっているのがバッセルトンの長い桟橋だ。バッセルトンはジオグラフ湾に面したリゾートタウンで、ワインの産地として知られるマーガレット・リバー観光の玄関口にもなっている。町の突端にある美しい白砂のビーチから伸びた、1841メートルの桟橋がその話題の桟橋だ。

 この桟橋は、木造としては南半球最長と言われ、桟橋の上を愛らしいジェッティ・トレインが往復している。海の上にポツンと途中駅があるその様子から、日本人旅行者の間では宮崎アニメのヒット作「千と千尋の神隠し」の電車乗り場に似ていると評判になった(但し、モデルではないようだが・・・)。

 現在、桟橋は船舶の停泊には利用されていないが、突端にはオーストラリア随一といわれる海中観測館があり、ジオグラフ湾に生息する様々な魚やサンゴなどを見ることができる。ワイナリー散策のついでに立ち寄りたいスポットだ。バッセルトンへは、西オーストラリアの州都パースから南へ車で2時間半。 (2008年5月)

Busselton Jetty
URL  www.busseltonjetty.com.au
 

 

ダイバーが憧れるグレート・バリア・リーフ南部の島


 南北約2千キロにも連なる大珊瑚礁地帯、グレート・バリア・リーフ。その南部マッカイ&カプリコーン・セクションは、日本人におなじみのケアンズ周辺とは異なった雰囲気を持つ。そんなマッカイ&カプリコーン・セクションの中心となるリゾートアイランドがヘロン島だ。サンゴが堆積してできた島(コーラルケイ)で、一周歩いても45分ほど。周囲には、透明度の高い美しいラグーンが広がっている。

 この島には、オーストラリア各地で高級リゾートホテルを展開するボヤージズ・ホテルズ&リゾート系列のリゾートがある。グレート・バリア・リーフの自然の素晴らしさが満喫できるよう、自然環境に配慮して造られたリゾートで、体験できるアクティビティもダイビングやシュノーケリング、バードウォッチングなど、いずれも自然指向のものばかりだ。もちろん、ダイビング、シュノーケリングに適したポイントが数多く、世界中からその素晴らしさに魅せられて再訪する人が後を絶たない。また、夏にはウミガメの産卵場所となっており、一年を通してウミガメをラグーン内で目にする。のんびりと珊瑚礁の海を満喫したい人におすすめのリゾートだ。ヘロン島へは、グラッドストーンから船で1時間45分。 (2008年5月)

Heron Island
URL  www.heronisland.com
 

 

オーストラリアの海の豊かさを知るシドニー水族館


 シドニー中心部、ダーリング・ハーバーの観光名所となっているのが「シドニー水族館」だ。
オーストラリア近海や河川に生息する水生生物約1万5千種を飼育する巨大施設で、子供から大人まで楽しめるよう工夫されている。

 見どころは、野生では見るのが難しく、仮に見られたとしてもじっくり観察するのは至難というカモノハシ。自然に近い環境を模した水槽の中で、餌を探しながら泳ぐ様はとてもユニークだ。
また、グレート・バリア・リーフの海を再現したグレート・バリア・リーフ館も人気では、人気のカクレクマノミなどカラフルな魚たちが近くで観察できる。

 中でも見逃せないのが、海の一部を仕切って造ったオーシャナリウム。ここでは、アクリルトンネルから巨大なサメやエイが泳ぎ回る様子や、アザラシやオットセイを水面と水中の両方で観察することもできる。

町の中心部にあり、しかも22時まで開館しているのも観光客には有難い。ダーリング・ハーバーで夕食を楽しみ、その後夜の水族館へ、というプランも可能だ。 (2008年5月)

Sydney Aquarium
開館時間  9:00〜22:00
入館料 大人  AUS$ 26.55
子供  AUS$ 13.50
住所  Aquarium Pier, Darling Harbour, NSW 2000
URL  www.sydneyaquarium.com.au
問い合わせ先  Tel:+61-2-8251-7800 Fax:+61-2-9262-2385
 

 

グレート・バリア・リーフを豪華船でクルーズ


 ケアンズやハミルトン島、ヘイマン島などを起点にして、日帰りクルーズを楽しむのが一般的なグレート・バリア・リーフの楽しみ方だ。ただ、それは大珊瑚礁地帯のごく一部にしか過ぎない。南北2000キロに広がるグレート・バリア・リーフの雄大さを味わうなら、数日かけて珊瑚礁の海域を移動しながらアクティビティを楽しむクルーズがお勧めだ。

 数泊するクルーズは、ケアンズやポート・ダグラスなどを発着するダイビング専用クルーズがポピュラーだが、豪華客船を利用したクルーズは以外と知られていない。
その一つが、シドニーのハーバー・クルーズでおなじみのキャプテン・クック・クルーズが催行するコーラル・プリンセス号だ。これはタウンズビル=ダンク島=ケアンズを3泊4日で、ケアンズ=クックタウン=リザード島=ケアンズを4泊5日で航行し、島への上陸やグレート・バリア・リーフでのスキューバダイビング、シュノーケリングなどが楽しめる。

 また、ハミルトン島やヘイマン島があるウィットサンデー諸島では、ファンタシー・クルーズが催行されている。こちらはファンタシー・アマリ号による3泊4日と4泊5日のクルーズで。いずれもハミルトン島に発着する。 グレート・バリア・リーフ、ホワイト・ヘブン・ビーチ、ヘイマン島などを巡る優雅なクルーズで、もちろんダイビングやシュノーケリングも可能だ。有料のヘリコプター遊覧飛行を利用すると、ハートリーフも見ることができる。 (2008年3月)

 

 

グレート・オーシャン・ロードの悲劇を伝えるスペクタキュラー・ショー


 オーストラリアで最も美しい海岸沿いのドライブルートといわれるグレート・オーシャン・ロード。その東端近くに位置するワーナンブールの町には、19世紀の開拓移民時代の港町を再現したテーマパーク、フラッグスタッフ・ヒル海事博物館がある。

 同館は日中でも当時の雰囲気を垣間見ることができ面白いが、グレート・オーシャン・ロードの歴史に興味があるなら、夜間に行われるサウンド&レーザー・スペクタキュラー・ショー「シップレック(難破船)」も是非見ておきたい。

 これはオーストラリア最後の移民船ロックアード号がメルボルン到着を目前にこのロックアード・ゴージの沖合で難破し、助かったのは僅か2人だけだったという悲劇を、レーザーを駆使したオーディオビジュアルと、効果的なライトアップで見事に再現される迫力満点のショーだ。テーマパークに併設されたレストランでの豪華ディナーとショーを組み合わせたパッケージ(大人/AUS$ 45.00)も人気だ。(2008年3月)

Flagstaff Hill Maritime Village
開館時間 毎日  9:00〜17:00
休館日  12/25
入館料
(昼間)
大人  AUS$ 15.95
子供  AUS$ 6.50
ショー
(夜間)
大人  AUS$ 25.50
子供  AUS$ 13.95
住所  Merri Street, Warrnambool, VIC 3280
URL  www.flagstaffhill.com
問い合わせ先  Tel:+61-3-5559-4600 Fax:+61-3-5559-4613
 E-mail:flagstaffhill@warrnambool.vic.gov.au
 

 

ウールーヌーラン国立公園の日本語ツアー


 見どころや散策路が点在しているため、個人での観光ではどうしても訪れられる場所が限られがちなウールーヌーラン国立公園。そこで、時間に余裕のないという人は、ウールーヌーラン・サファリが催行する日本語ツアーを活用したい。

 ウールーヌーラン・サファリは、同国立公園で唯一となるツアーを催行している。ツアーでは、ウールーヌーラン国立公園以外にも、数多くの野鳥が訪れる大湿原ユーベナンジー・スワンプ国立公園や地元のワニ園も訪れるなど内容も充実している。

 また、ウールーヌーラン国立公園では、日本人エコガイドと一緒に詳細な説明を聞きながら森を散策したり、ジョセフィン・フォールズやバビンダで水遊びを楽しんだりできる。特にジョセフィン・フォールズの滝壺では、大人も子供も大興奮の自然のウォータースライダーが満喫できるので、水着を忘れずに持参しよう。
なお、ツアー最後にはアボリジニの工芸家を訪ねる他、ディジュリドゥやブーメランの製作工程も見学できる。 (2007年11月)

Wooroonooran Rainforest Safaris
URL  www.wooroonooran-safaris.com.au
問い合わせ先  Tel:+61-7-40515512 Fax:+61-7-40511227
 

 

世界最大の島フレーザー島で体験するエコツアー


 オーストラリア東海岸、グレート・バリア・リーフの最南部近くにあるフレーザー島は、日本の大阪府に匹敵する大きさの島。今から14万年以上も前に、大陸東部から豪雨によって流れ出した砂が堆積してできた世界最大の砂の島だ。

 現在では砂の大地の上に数多くの亜熱帯雨林の植物が根をはり、美しい森が形成されている。砂の大地と美しい森、そして森の合間に姿を現す湖・・・、こうした景観を眺めながら、数多くの野鳥やディンゴ、ポッサム、ワラビーなどの野生動物に出合うエコツアーが人気を呼んでいる。

 早朝には無料のガイド付きバードウォッチングツアー、夜間にはナイトオーク・ツアーが催行されている他、半日から1日かけて専門エコガイドと一緒に島内の主要な見どころを巡るツアーも催行されている。時間に余裕があるなら、純白のシリカサンドと真っ青な水のコントラストが美しいマッケンジー湖までのウォーキングも楽しいだろう。

 これらのフレーザー島のエコツアーに参加するのであれば、2、3泊が理想的、最低でも1泊は必要だ。島内にはいくつかの宿泊施設があるが、特に自然環境に配慮して作られた世界有数の高級エコリゾート、キングフィッシャー・ベイは人気が高い。 (2007年10月)

 


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情報提供:オーストラリア政府観光局
最終更新日:2010年10月26日
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