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オーストリア物語 54
〜自転車でめぐる「塩の道」


 「塩の道」とは、かつてオーストリアで「白い金」と呼ばれていた塩の輸送路のこと。経済と商業の発展において大きな役割を果たしてきたこの道は、ザルツカンマーグートの岩塩鉱山からトラウン川に沿ってドナウ河に達し、そこから ミュールフィアテルを横切ってボヘミア国境にまで至る。

 この「塩の道」には歴史的に興味深い街が点在している他、途中ダッハシュタインの高峰からドナウ流域の平地に至る様々な風景が楽める。特に見逃せないのが世界遺産のハルシュタットとダッハシュタインで、ここには巨大な氷の洞窟や先史時代から続く製業を象徴する世界最古とも言われる塩坑がある。爽やかなオーストリアの夏、約230キロの緑豊かなルートを歴史と文化を訪ねながら自転車でゆったり楽しんでみる旅もオススメだ。


情報提供:オーストリア政府観光局
最終更新日:2006年7月25日
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