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オーストリア物語 57 |
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〜オーストリアが愛するシシィ |
シシィの愛称で今なおオーストリアの人々に愛される皇妃エリザベートは、バイエルン公の次女として生を受けた。自由奔放な少女時代を過ごし、16歳の時にオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフI世に見初められて結婚し三人の皇女と皇太子を授かるが、皇帝の母である大公妃ゾフィーと衝突し宮廷生活には馴染むことができなかった。そして、最愛の息子を自殺によって失った彼女は、傷心旅行で訪れたスイスのジュネーヴで暗殺されてしまう。 このシシィのドラマチックな生涯は映画や小説となり、ミュ−ジカルは記録的な大ヒットとなった。皇族にありながら平和と自由をなによりも好んだシシィ。彼女の生き様は現代でも支持され続け、2004年春にはウィーンの王宮に皇妃の人生を辿る「シシィ博物館」が新設された。 乗馬を得意とした快活でありながらも、ヨーロッパ一の美貌と謳われたほどに美しく愛らしい皇妃の姿は、この博物館の肖像画や写真で見ることができる。また、彼女の好んだ「スミレの花の砂糖漬菓子」のパッケージなどにも登場している。 |
情報提供:オーストリア政府観光局 最終更新日:2006年9月28日 |
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