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ヴァンセンヌ城の主塔が再オープン! |
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パリの東側にあるヴァンセンヌの森は、パリ市民の憩いの場。その森の中にあるヴァンセンヌ城は、12〜18世紀にかけての王族の住居として使用されていた。現在は、城壁、中世の小塔、パリのシテ島にある王室礼拝堂に倣って作られた礼拝堂サント・シャペル、14世紀に建造された主塔が残されている。その中の主塔(donjon)が、10年に渡る修復工事を終え、5月17日から一般に公開されている。 この主塔は、1365年にフランス王シャルル5世が所有する美術と写本コレクションを保管するために建設させられたものだが、15〜19世紀に城郭は刑務所に転用され、フーケ、サド侯爵、ミラボーらが投獄された。 今回新設された見学路では、ヴァンセーヌ城の歴史をシャルル5世の時代から解説し、宝物の間を再現。また、著名人が拘留されていた刑務所の生活を垣間見ることができる。また、2階の大広間(通称「会議の間」)では見学の導入部となる映像によるスペクタクルが放映され、王の居住部と寝室、礼拝堂がある3階には、シャルル5世が収集した見事な写本コレクションを展示。宝物の間はバーチャル展示室になっていて、ルーヴル美術館に所蔵されているかの有名な王杖など、王が所有した煌びやかな貴金属コレクションが3Dで楽しめる。 この他、著名人の囚人について解説する1階部分では、啓蒙思想の囚人としてサド、ディドロ、ミラボーらが現在とりあげられている。ヴァンセンヌ城へは、地下鉄1号線を利用し「Vincennces」で下車。 | ||||||||||||||
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◇ 掲載の内容は予告なしに変更されることがありますのでご注意下さい ◇ 情報提供:フランス政府観光局 掲載開始日:2007年6月27日 最終更新日:2007年6月27日 |
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