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モダン住宅団地が世界遺産に!
ベルリン


 この程「ベルリンのモダン・ジードルング」が、世界遺産に登録されることが決定した。
これらは、全て1913年から1934年にかけて建設された住宅団地で、第一次世界大戦からヒトラーのドイツ国家元首就任の時期に起こった住宅不足の対策の一環として都市計画化された。同プロジェクトには、建築のブルーノ・タウトやバウハウスの初代校長ヴァルター・グロピウスなどが携わっている。

 この「ベルリンのモダン・ジードルング」には、キッチン、バス、バルコニー付き、庭はなくても十分に外気や光が取り入れられている。機能的かつ実用的な間取りで割安な住宅をコンセプトに機能美を追求した建築物で、その後の社会主義的住宅建築や都市景観に多大な影響を与えた。そして、今日ではシンプルなデザイン建築として高く評価されている。

 今回、新たに登録された「ベルリンのモダン・ジードルング」は、以下の6ヶ所。
  • ファルケンベルク庭園街 (トレプトウ地区)
  • シラーパーク・ジードルング (ヴェッディング地区)
  • ブリッツ・ジードルング (ノイケルン地区)
  • カール・レギエン住宅街 (プレンツラウアーベルク地区)
  • ヴァイセ・シュタット (レイニッケンドルフ地区)
  • ジーメンス・ジードルング (シャルロッテンブルク地区、シュパンダウ地区)
 この他にもベルリンには、1999年にユネスコ世界遺産に登録された博物館島もある。今回の登録を受け、ドイツにおけるユネスコ世界遺産の登録数は33個となり、イタリア、スペイン、中国に続く世界第4位となった。

Deutsche UNESCO
URL  www.unesco.de

 

◇ 掲載の内容は予告なしに変更されることがありますのでご注意下さい ◇
情報提供:ドイツ観光局
掲載開始日:2008年7月23日
最終更新日:2008年7月23日
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