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「ニセ警官による被害報告」について
ブダペスト市内

 
くさり橋近くで以下のようなニセ警官による被害が報告されている。観光の際には要注意だ。



犯罪の手口とその対策案

@ 路面電車を下車し、写真撮影をしていたところ、1人の男が地図を持って近づきながら話しかけてきた。この時、下車した他の客は全ていなくなり、被害にあった2人だけの状態であった。

A その後、2人の警察官が近づき話しかけるとともに、英語でポリスマンと言いながら顔写真付きの身分証明書を見せた。

B 続けて何やらしゃべり、そのうち「ドラッグ」と言い出し、パスポートの提示を求めた。さらに「マネー」と言って、財布を出すように要求した。

C 警察官は財布の紙幣を数え財布に戻し、被害者に返した後、何事かを言いながら、3人とも被害者から離れていった。

D その後、支払いのため財布の中身を調べると高額紙幣がなくなっているのに気が付いた。

 犯罪の特徴は、警察官を装い現地語らしい言葉でまくし立て、相手を当惑させておいて手品でもするように、高額紙幣を抜き取るという点だ。かつてニセ警官が多く出没したため、警察が取り締まりを強化した結果、なりを潜めていたが、再び犯罪行為を行っているようだ。

また、スリや置き引きなどの被害も報告されているため、観光の際は「私服警官がパスポートの提示を求めることは原則無い。だが、運悪く上記に類似した状況下に遭遇した場合は

@ 無視する

A 所持する現金は最小限にし、分散して携行する


という点に注意しよう。

 その他、暴力バーで法外な料金を請求され、強制的に払わされたという被害も報告されている。

@ ホテル内の観光パンフレットラックにあった、ナイトスポットのカードを持ってホテルの前にいたタクシーに乗って出かけた。

A 到着したバーで店の女性とビールを飲んでいると、頼みもしないワインが出された。

B 帰ろうとすると、ビール1本数千円、総額数十万円という高額な請求書を突きつけられた。

C 現金が無いというと、強制的にクレジットカードでキャッシングさせられた上、支払わされた。

 この犯罪は、タクシーとナイトクラブがグルとなった犯罪と見られ、被害者がホテルで入手し本来の店とは別の店にタクシー運転手が連れて行ったものと見られる。ブダペスト市内には、健全な娯楽スポットが沢山あるので、ホテルのコンシェルジェなどに店への行き方や名称を正確に確認するとともに、信頼できるタクシーを呼んでもらうのが望ましい。


◇ 掲載の内容は予告なしに変更されることがありますのでご注意下さい ◇
情報提供:ハンガリー政府観光局
掲載開始日:2008年9月5日
最終更新日:2008年9月5日
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