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世界最古のプラネタリウム | |||||||||||||||||||
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フラネケル | |||||||||||||||||||
フラネケルは、オランダの北部フリースランド州にある人口約1万2000人の小さな町。ここには世界最古といわれるプラネタリウムがあり、天文ファンが世界中から訪れる。 プラネタリウムがあるのは、現在は博物館となっている、18世紀後半に活躍したアイゼ・イェルテス・アイジンガという人物の家。アイジンガは家業が羊毛業だったため、学校へ行くこともままならなかったが、独学で数学や天文学を学び、17歳で天文学に関する本を出版したという異才。アマチュアながらその才能と知識は高く評価され、大学に教授として招聘された。 1774年、水星、金星、火星、木星と月の軌道が重なるという珍しい天体ショーがあった。当時の人々はこれを恐れ、オランダでは惑星と月が衝突し、地球が軌道から離脱、太陽に衝突するという本まで出版された程だ。アイジンガはこのパニックを鎮めようと、天体の動向を説明する装置を自宅のリビングルームに作った。全ての装置が完成したのは、7年後の1781年のことだった。その様式は、惑星の動向がわかる惑星カレンダーのようなものだが、現在でも正確に動いているのには驚かされる。 フラネケルは、1585年ライデンに次いでオランダで2番目に古い大学が設立された町で、1811年、ナポレオンにより廃止されるまで大学の町として栄え、東欧の留学生などが多く学んだ。また、1852年には、世界最古の公式のスポーツ・トーナメントといわれている、フリースランド独特のハンドボールのトーナメントが開催された。この他にも、フリースランドの有名なスポーツ「11都市スケートマラソン」の開催地の一つにもなっている。 | |||||||||||||||||||
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◇ 掲載の内容は予告なしに変更されることがありますのでご注意下さい ◇ 情報提供:オランダ政府観光局 掲載開始日:2007年7月20日 最終更新日:2007年7月20日 |
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