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王室縁の博物館を訪ねる
「ヘットロー宮殿」


 由緒あるバロックスタイルの「ヘットロー」は、ヘルダーランド州アペルドールンの自然豊かな森林地帯にあるオランダ王室と縁の深い宮殿。1975年まで、王侯貴族の夏の離宮として使用されていた。

 現在は、ウィレムV世王、メアリーII世女王らの時代を経て、先々代のウィルヘルミナ女王までのおよそ300年にわたるオラニエ王家の生活が垣間見られる博物館として、一般に公開されている。ベッド、机、ソファ、子供用そりといったプライベートな生活用品から、絵画、陶器、銀製品、ダイニングテーブル、シャンデリア、衣装まで幅広く展示されており見ごたえは十分だ。

 また、パーゴラ、彫刻、壺などが、美しい花壇を囲むように配置されたバロック式庭園には、17世紀当時の姿で残されている噴水や小滝の優しい水音が響き、当時の設計に基づいて植栽し直された花壇の色香が、春から夏にかけて訪れる人々を楽しませてくれる。その他にも馬小屋には、王家が所有の馬車や狩猟用の車、アンティーク車が展示されている。

 「ヘットロー宮殿」へは、アムステルダム中央駅からアペルドールン駅まで直通列車で1時間。アペルドールン駅からバス102番及び104番で約15分、もしくは徒歩で40分。ゴッホの森『デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園』のクレラー・ミュラー美術館などと組み合わせて訪れてみると良い。

Paleis Het Loo Nationaal Museum
開館時間  10:00〜17:00
休館日  月曜、1/1
入館料  € 9.00
所在地  Amersfoortseweg 1, 7313 AA Apeldoorn
URL  www.paleishetloo.nl
問い合わせ先  Tel:+31-55-577-2400 Fax:+31-55-521-9983
 E-mail:info@paleishetloo.nl


◇ 掲載の内容は予告なしに変更されることがありますのでご注意下さい ◇
情報提供:オランダ政府観光局
掲載開始日:2007年8月28日
最終更新日:2007年8月28日
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