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テイデ国立公園が世界自然遺産に登録! | ||
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「テネリフェ島」 | ||
アフリカ大陸モロッコ沿岸から115キロの大西洋に浮かぶ7つの島々、カナリア諸島。その中でも最大のテネリフェ島にある「テイデ国立公園」が、この程世界自然遺産に登録された。これで、スペインの世界遺産は全部で40となった。 今回登録された「テイデ国立公園」内にあるスペイン最高峰(3,718メートル)のテイデ山の起源は約60万年前にまで遡り、大規模な噴火で噴出した溶岩がテネリフェ島のほとんどを埋め尽くしたことに始まった。一時は標高5,000メートルにも及んだが、徐々に現在のカニャダス・クレーターが形成された。最後に噴火したのは1798年だが、噴火口は今もなお高温の状態にあり、硫黄を放出するなど火山活動が感じられる。 溶岩と噴火時の岩石が積み重なってできたいくつもの層で形づくられているためユニークな色と様々な形の巨岩が楽しめる他、珍しい野鳥や植物の宝庫でもある。晴天の日には、頂上から島全体が見渡せ、まるで天空の人になった気分が味わえる。 「テイデ国立公園」へ本土からアクセスする場合、マドリッド、もしくはバルセロナからテネリフェ北空港(TFN)や南空港(TFS)へ運航されているイベリア、スパンエアー、エアーヨーロッパ各社を利用する。カディスからは、毎週数便フェリーが運航されている。 テイデ山へ車でアクセスする場合は、山頂付近北方面の観光案内所があるEl Portillo まで La Orotava からTF21を通って31キロ。東部の La Laguna からはTF24を通って30キロ。南方面からは、Granadilla からTF21を通って山頂付近の観光案内所がある Boca de Tauce まで57.5キロ、Chio からはTF38を通りBoca de Tauceまで8.3キロとなっている。 バスで行く場合は、島内北部 Pto. de la Cruz から348番バス(Parador de Turismo 行)、もしくは南部の Playa de las Americas から342番バス (El Portillo 行)を利用する。いずれも毎日1便運行されている。運行スケジュールはTITSA 社のウェブサイトで確認できる。 また、テイデ山の頂上までは Teleferico バス停で降り、ロープウェイで登る。料金は、22ユーロ。夏は大変混雑し、風の強い日は運休することもあるので注意が必要だ。バスの空き時間には Parador de Turismo バス停まで歩くとカフェテリアがあり、奇岩 Roque de Garcia の周りで写真を撮りながらハイキングが楽しめる。 | ||
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◇ 掲載の内容は予告なしに変更されることがありますのでご注意下さい ◇ 情報提供:スペイン政府観光局 掲載開始日:2007年8月9日 最終更新日:2007年8月9日 |
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