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「リバー・ウォーク」拡張工事がスタート
テキサス州サンアントニオ


 テキサス州の南部に位置するサンアントニオは、ヒューストンに次ぐ人口約126万人の同州第2の都市だ。
英雄デイビー・クロケットを初めとするわずか189人の兵士で、メキシコの4000人もの大軍に立ち向かった「アラモの戦い(1836年)」の舞台として知られ、古戦場「アラモの砦」をはじめとする歴史遺産が数多く残されている。

 ダウンタウン中心部を流れるサンアントニオ川の流域は「リバー・ウォーク」として整備されており、レストランやブティック、ホテルが軒を連ね、散策や遊覧船でのクルーズなども楽しめる。また、メキシコの民芸品を扱った土産物店やメキシコ料理店も多く、世界各地から数多くの観光客がサンアントニオを訪れている。

 サンアントニオでは観光名所にもなっているこのリバー・ウォークと、ダウンタウン北部にある古美術品コレクションや数多くのラテンアメリカ芸術作品で知られるサンアントニオ美術館、ならびにパール・ブリュワリーを結ぶ第1段階の工事に着工した。 これは米国最大の都市の生態系復元プロジェクトの一環として行われるもので、全工事が完了(2014年予定)したあかつきには、現在の4倍長さまで延長されるという。また、125年の歴史を持つ醸造所「パール・ブリュワリー」はアーバン・ビレッジとして再開発が進められており、敷地内にはラテンアメリカの影響を受けた料理の指導を専門に行う料理学校「カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ」のキャンパスもすでに開設されている。

 拡張されたリバー・ウォークには新たに24,000本もの樹木が植えられ、約46ヘクタールにおよぶ水生生物の生息地と、約121ヘクタールの河川生物の生息地が誕生するという。なお、この工事により洪水被害の軽減や文化交流の促進、高い経済効果なども期待されている。


◇ 掲載の内容は予告なしに変更されることがありますのでご注意下さい ◇
情報提供:テキサス州政府観光局
掲載開始日:2009年6月9日
最終更新日:2009年6月9日
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