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GENRERAL INFORMATION

イスラエルとは

 聖書に「約束の地」と書かれているイスラエル。かつて何世紀にもわたり人類にとって重要な出来事がこの国を舞台にして数多く起こってきた。しかし、その後、数千年もの間この国は砂ぼこりとがれきの下に埋もれていた。その眠りを呼び醒ましたのは、聖書の時代から始まった、長い長い流浪の旅から帰ってきたイスラエルの民であった。彼らは荒野を開墾し、泥沼を肥沃な土地に改良し、砂漠や砂丘を緑に変えていき、今そこには、都市や町村、豊かな農場、生い茂る森、工場、商店などが立ち並んでいる。

 この活気に満ちた賑わいの中にあっても、我々は遠い歴史の彼方から響いてくる声をはっきりと聞き取ることが出来る。たとえば、聖地でありイスラエルの現在の首都でもあるエルサレム。この街は神聖な香気を今も漂わせ、巡礼者を引きつけて止まない。また、南に広がるネゲブ砂漠の入り口にあるベエルシェバは、族長アブラハム時代から変わらぬたたずまいを保っている。砂漠を縦断し、イスラエルから紅海へ抜ける所にあるエイラット。この港町もまた、ソロモン王治世の頃の賑やかさを取り戻している。

 このような宗教的、あるいは歴史的な名所旧跡以外にも、イスラエルにはたくさんの見所がある。太陽の下に広がる海、不思議な美しさをたたえた湖、キブツ、近代的な都市とホテル。ナイトクラブ、シアター、保養地、カラフルな市場の風景。あらゆるものが変化に富んだ地形の中にバランスよく配置されている。

 車で走ればほんの数時間の小世界の中に、雪をいただいた山があり、美しい森があり、太陽の輝く海岸があり、砂漠もある。訪れる人を決して飽きさせない国、それがイスラエルなのだ。



地理

 西に地中海、東にシリア・アフリカ大地溝、南は紅海という位置にある。隣接国はレバノン、シリア、ヨルダン、エジプト。
 イスラエルの総面積は、わずか21,000平方キロ強で、四国よりも少し大きいくらいでしかない。
 地球上最も低い死海の海抜-392メートルからヘルモン山の2,224メートルまで、その変化は大きく、イスラエルの起伏に富んだ地形が窺われる。


気候

夏:4月から10月にかけてで、長い。気温も高くなるが、雨も降らないので湿度が低く、日本の夏よりはしのぎやすい。しかし、場所によっては40度を上回ることもあるので注意が必要。

冬:11月から3月にかけて。冬は雨期でもあるが、雨降りより晴れ間のほうが多い。冬に泳ぐなら、死海や紅海に面したエーラットが最適。特に冬のエーラットは理想的な暖かさ。もちろん、夏の間はどこででも泳ぐことが可能。


言語

 ヘブライ語とアラビア語が公用語だが、英語は最もよく話される第二外国語であり、どこでも良く通じる。その他ロシア語や他のヨーロッパの言語を話す人も多い。
 町の標識や交通標識は、ヘブライ語、アラビア語、英語の三カ国語で表記されている。 このような言語の多様性は数多くの国からの移民によってつくられたこの国の性格をよく物語っている。


宗教

 三大宗教である、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の発祥の地だけあり、国民には数多くの宗派が見られる。
 宗派ごとの休日や食べ物、行事が異なるので注意が必要。



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