イスラエル国内には、数百軒におよぶ優良店がある。これら優良店やレストランは、商品の質が高く、サービスも良いとイスラエル観光省が認めたしるしとして右のようなマークを掲げている。
これらのお店には、高級宝石の数々や、ダイヤモンド、オリエンタル・カーペット、あるいはファッショナブルなレディースウエアからエレガントな毛皮にいたるまで、また、洗練された皮革製品から近代的な絵画まで、あらゆるものが揃っている。そのほかにもアンティークや陶器、刺繍製品、ろうけつ染めなど、数え切れないほどの商品が店頭にならんでいる。もちろん、日用品も手に入る。
店以外にも、色鮮やかなオリエンタル・マーケットやバザール(スーク)がエルサレムの旧市街を始めとするその他の村々で開かれており、主にオリーブの木や真珠貝、皮革、わらを使ったハンドメイドの製品や、手作りの吹きガラス、エキゾチックな布などが売られている。
なお、免税品店はベングリオン空港、エーラット空港、オブダ空港にある。
<営業時間帯>
ほとんどの店は、日曜日から木曜日まで9時から13時までと、長いお昼休みをはさみ、16時から19時まで営業する。金曜日と主なユダヤ教の祭日の前日には、午前中開店し、午後の早い時間に閉めてしまう。イスラム教徒のお店は金曜日、キリスト教徒のお店は日曜日が定休日。
<付加価値税(VAT)について>
付加価値税はすべての商品とサービスに課せられ、価格に上乗せされている(1996年度現在17%)。しかし、旅行者は外貨で払えば以下のものは付加価値税を免除される。
宿泊費(ホテル、ユースホステル、野外教室、キャンプ)、観光ツアー、運転手兼ガイド付きの車の使用料、レンタカー、国内線の料金や、国内線を使ったツアー料金、宿泊ホテルでとった飲食費で、ホテルの請求書に含まれているもの、ツアーのなかに含まれる食事代。
ただし、エーラットは免税都市なので、旅行者がエーラットで買った商品やサービスには付加価値税はつかない。
<アンティーク> 注意!
アンティーク(骨董品)とは、17世紀以前につくられたものと定義されているが、これらを国外に持ち帰るためには、(本人が持ち帰る場合も、別送する場合も)エルサレムにある博物館の古器物局で、輸出証明書をもらわなければならない。輸出に当たっては、買値の10%の輸出税が課せられる。また、この古器物局は、骨董品の信憑性や鑑定に責任を負うわけではない。
詳しいお問い合わせは、
●The Antiquities Authority
Rockefeller Museum
P.O.Box 586, 91004 Jerusalem
TEL: 02-6292627/02-6292607, FAX 02-6292628