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「旅コム」創刊特別企画

世界遺産「カカドゥ国立公園」の旅



 オーストラリア・ノーザン・テリトリーの北部に広がるカカドゥ国立公園。オーストラリアで最初にユネスコの世界遺産に登録されたこの地域は、自然・文化の両面において他に類を見ない貴重な財産として世界的に高く評価されている。

 オーストラリア北部に広がるカカドゥ国立公園の驚異的な大自然は、この地球に残された貴重な宝物であると同時に、インターネット時代に生きる旅人に、現代を生きる意味をありありと教えてくれる。

 社会の喧騒のなかで、ともすれば失いがちな人々、そして自然との対話。今日の日本から失われたその潤いを取り戻すため、読者とともに「カカドゥ国立公園」の旅に出ることにした。


 

カカドゥ国立公園の概要



 □場 所  国立公園の西の端まで:ダーウィンから東へ120キロメートル

       ビジターセンターまで:ダーウィンから東へ220キロメートル



 □大きさ  19,804平方キロメートル(オーストラリア最大級の国立公園)

       おおよそ南北200キロメートル、東西100キロメートル



 □特 徴  トップエンドで見られる典型的な地勢や生物環境がすべて見られる

       大河サウス・アリゲーターリバーの流域すべてをカバーしている

       ユネスコ世界遺産の自然と文化の両方に登録されている



 □土地所有者 大部分の土地はカガジュー・ジャビルギュ協会という名の実質的に
         アボリジの人々の土地



 □公園の管轄 連邦政府(オーストラリア自然保護庁)管轄の国立公園



 □気 候  南緯12度〜14度の熱帯地方に属する

       気候は、雨季と乾季に分けられる熱帯モンスーン気候

       ・雨季 11月〜3月/4月  平均最高気温35℃ 平均湿度77%

       ・乾季 4月/5月〜11月  平均最高気温30℃ 平均湿度59%

       ・平均年間降雨量 1300o、1600o(ジャビルー)雨季に集中



 □公園内の野生生物

       ・植 物  1,600種以上

       ・シロアリ    50種

       ・昆 虫 10,000種以上

       ・カエル     25種

       ・爬虫類    123種

       ・淡水魚     51種(オーストラリア全土で見られる25%)

       ・鳥 類    280種(オーストラリア全土で見られる34%)

       ・哺乳類     62種



 □アボリジニの壁画

       公園内に、5000〜7000のアボリジニの壁画

       少なくとも2万年前のものがありラスコーやアルタミラの洞窟壁画に匹敵

 カカドゥー自然観察ノート<目次>


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