ノーザンテリトリーの主な自然観察ポイント



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イーストポイント保護区(East Point Reserve)

ダーウィンの中心から車で約15分。道路の両側に広がる牧草地には、朝夕になるとスナイロワラビーの群れが現れる。ユーカリ林やマングローブ林ではバードウォチングが楽しめる。夕日が美しいことでも有名。

フォグダム自然保護区(Fogg Dam Conservation Reserve)

かつて稲作のプランテーションのために造られた堰堤(Dam)があり、堤の上を歩きながら大湿原に生息する多くの野生生物を見ることが出来る。カカサギガン、カモ類、サギ類、トキ類などの鳥類ほか、爬虫類などが見られる。 

アデレード・リバー(Adelaide River)

ジャンピングクロコダイルクルーズで有名。船から吊された肉を目がけて野生の入江ワニが泳ぎ寄ってくる。ウミワシやトビ・タカなどの猛禽類も見られる。船上より熱帯モンスーン雨林が見学できる。

リッチフィールド国立公園(Lichfield NationalPark)

砂岩台地から流れ落ちる多くの滝や急流がある。広大な草原のなかに“磁石アリヅカ”が、南北を指し示しながら公団住宅のように立ち並ぶ様は一見の価値あり。砂岩台地の上ではオオアズマヤドリのプレイグラウンドが比較的容易に見られる。

アリヅカ群(Termite Mounds)

アーネムハイウェイ沿いにある“大聖堂アリヅカ”の群生地。観察しやすいように木道と案内板が整備されている

テリトリーワイルドライフパーク(Territory WildlifePark)

オーストラリアに生息する種々の野生動物を、それぞれの生活環境に近い状況で見ることができる。広大な施設内に広がる各エリアを電気自動車に乗って巡っていく。夜行性動物の観察舎やワニの巣まである淡水水族館などここならではの見所が多い。

シャディーキャンプ(Shady Camp)

メリーリバーが低い堰堤により淡水域と塩水域に分けられ、生物相の際立った違いを見ることができる。淡水域の川辺にはハス類が群生し、トサカレンカクやヘビウなどが餌を漁っている。分水域付近ではジャビルーやオーストラリアペリカンが見られ、キャンプ地ではモモイロインコやキバタンなどが群飛び、時にはワラビーやゴアナが現れる。塩水域のメリーリバークルーズでは、次々現れる入江ワニの数に驚かされる。メリーリバー流域は、ワニの生息密度の高さでは世界でも有数の場所である。

カカドゥ国立公園(KakaduNational Park)

熱帯モンスーン雨林、氾濫源、湿原、断層崖など変化に富んだ生息環境に数多くの動植物が生息している。アーネムハイウェイを走るだけでも、雨季の朝方にはエリマキトカゲなどの小型のトカゲ類の日光浴する姿や、朝夕に散歩するディンゴを見掛けることがある。
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