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カリフォルニアの新しい風を楽しむ
カリフォルニアで楽しむロハス体験


写真=Prather Ranch Meat Company


<その1> オーガニック・フード・マーケットでお土産探し




写真=ベイエリアのランドマーク
「フェリー・ビルディング」

 今何かと話題の「ロハス(LOHAS=Life of Healthy and Sustainable)」。現在ではこのロハスや健康食ブームの追い風にのり日本でもオーガニック食品を取り扱う店舗が増えているが、全体から見るとそれはまだごく限られた地域のほんの一握りにしか過ぎない。しかし、カリフォルニアの街を歩いていると「オーガニック」という文字がやたらと飛び込んでくる。しかも、どこも安全で新鮮な食材を求めて集まった人たちで溢れ、活気に満ちている。

 カリフォルニアに行ったら、オーガニック食品を扱ったマーケットをのぞいてみよう。街の中心部にある店舗であれば、ツーリストでも楽に訪れることができ便利。そこで今回紹介するのが、サンフランシスコのベイエリアにある「フェリー・ビルディング・マーケットプレース」だ。

 大きな時計塔が目印の「フェリー・ビルディング」は、サンフランシスコのランドマーク。この建物の1階部分には、レストランやカフェ、デリカテッセン、オーガニック食材を扱う食料品店など約40の魅力的な店舗が軒を連ね、地元グルメで賑わいをみせている。ガラス張りの天井から自然光を上手く取り込んだマーケットプレース内は、日中なら照明いらず。こんなところからも、彼らのロハスへの関心の高さが感じられる。
 マーケットプレースをぶらぶらと歩いているだけでも楽しいが、せっかくこれだけのオーガニック食品が揃っているのだからここでお土産探しをしてみたい。手頃なお土産としては、コーヒー、ワイン、パスタ、グレープシード・オイルやオリーブ・オイルなど様々あるが、その候補に加えてみて欲しいのが「ハチミツ」だ。

 その栄養価の高さに対してカロリーが低く、しかも健康や美容に良いハチミツは、近頃見直されてきている健康食品。
日本でもアカシア、れんげ、くり、みかんなどたくさんあるが、その種類は世界に存在する花の数だけあると言われ、実はアメリカにも300種類以上ものハチミツがある。



写真=グルメでにぎわうマーケット・プレース
(Ferry Building 提供)





写真=色どりの良い野菜が並ぶ
「ファーマーズ・マーケット」
(Ferry Building 提供)

 中でも変わりダネと言えば「アルファルファ」の蜂蜜。「あの何の変哲もない野菜に花?」なんて思う人もいるかもしれないが、なんとアルファルファには紫色の花が咲く。それを蜜源にしたのが「アルファルファ蜂蜜」だ。

 まろやかな味わいと、豊な甘い香りが特徴。口にした瞬間、突然花畑が出現したかのような花の香りが口いっぱいに広がる。シンプルにパンに塗って食べても十分おいしいが、砂糖の代わりに紅茶やハーブティーに入れたり、焼き菓子の生地に一緒に練りこむなどお菓子作りに活用するにも最適だ。
 アルファルファ以外なら「アボカド」や「セージ」などの蜂蜜も、意外性のあるお土産として喜ばれるだろう。

 フェリー・ビルディングの屋外にあるフェリー・プラザでは、毎週火曜、木曜、土曜、日曜に「ファーマーズ・マーケット」が開催されている。特に土曜のマーケットには、地元産の花やチーズ、パン、ジャムの専門店などが多数出店する。時間にゆとりがあったら、こちらの方ものぞいてみよう。

取材協力:カリフォルニア州観光局
San Francisco Convention & Bureau
最終更新日:2006年7月10日
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