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ドナウから見た レーゲンスブルク旧市街
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〔その1〕 世界文化遺産都市、レーゲンスブルク
『何と結構な美景の地にあろうか。この地に町が築かれたのは至極当然のことである。』
イタリア旅行の途中に立ち寄ったゲーテが、旅行日記にこう綴った町がある。
それが2006年に旧市街が世界文化遺産に登録された、南ドイツにあるレーゲンスブルクだ。
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町のシンボル ザンクト・ペーター大聖堂
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〔その2〕 古代遺跡が眠る歴史都市
その昔、ライン川を中心とした交易で栄えたケルンと肩を並べ「西のケルン、東のレーゲンスブルク」と謳われた建造物がこの町にある。
それがレーゲンスブルクの守護聖人であるペテロの名を冠した町のシンボル、ザンクト・ペーター大聖堂(ドーム)だ。
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旧市庁舎の“見張り番”
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〔その3〕 永続的帝国議会の舞台
10世紀から14世紀にかけ、政治・経済・文化の前期を迎えたレーゲンスブルク。
交易により栄えたこの町は、1245年に帝国自由都市となり自治権を獲得した。しかし、15世紀になってバイエルンの諸侯領域から孤立し、権力争いによって経済も衰退し、レーゲンスブルクは第一線から退くこととなった。
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物語の舞台となった トゥルン・ウント・タクシス城
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〔その4〕 「オルフェウスの窓」の舞台
レーゲンスブルクの町を歩いていると時折、コミック本を片手に町を歩く日本人女性の姿を目にする。
彼女たちが手にしているのは、池田理代子さん作の漫画「オルフェウスの窓」だ。
一昔前のうら若き乙女達にとって“バイブル”とも言えるこの作品。ストーリーに夢中になったという女性も少なくないだろう。
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出会いの広場として親しまれている ノイファープラッツ
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〔その5〕 レーゲンスブルクとユダヤ人
ヴァーレン通りを歩いて行くと、突き当たりに見えてくる広場がノイファープラッツだ。 中世にはこの広場にシナゴーグ(ユダヤ教会)が建っていて、ここを中心にユダヤ人地区が広がっていた。
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ケプラー記念館
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〔その6〕 レーゲンスブルクで楽しむ博物館巡り
歴史博物館、その裏にある市立博物館レアラーボイトル、ドーム宝物館など、レーゲンスブルクを訪れたら足を運んでみたい博物館や美術館が旧市街にはたくさんある。そこで、その中からちょっと変わった博物館を2つを選んで紹介しよう。
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国境の町パッサウ
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〔その7〕 エクスカーション 〜 国境の町パッサウ
パッサウは、中世の面影を今に残すオーストリア、チェコと国境を接する小さな町だ。
この町でドナウ、イン、イルツの3つの河川が合流することから「ドライ・フリュッセ・シュタット(三つの河川の街)」とも呼ばれ、旧市街は船の舳先の様な形をしたこれらの川の合流点にある。
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Autumn 2010
Report: Mari Wakai Photo: Masa
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