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クリスマス当日は要注意!!


 ジングルベルのメロディーが鳴り響く商店街。ウルトラ豪華なプレゼント。リッチなホテルでのスペシャルディナー。ファーストフード店とデパートの地下売り場はケーキとフライドチキンのオンパレード。日本のクリスマスってこんなイメージじゃない? あっ、そうそう「独り身が妙に虚しく思える日」でもあるね。

 「日本でさえこれだけ注目されるスペシャルデーなのだから、本場ヨーロッパはさぞや派手に祝うのだろう。メチャおしゃれしてパーティーに繰り出してみよう」なんて考える人がいても無理はない。でもね、そりゃ大間違いってなもんよ。クリスマス当日のヨーロッパなんて言ったら元旦の日本と同じで、ほとんどの機能が停止してる日なのですよ。美術館・博物館・動物園・遊園地はクローズ。開店してる店はなきに等しく、交通機関も全面ストップが多い。高級ホテルのレストランだって営業時間は短縮になっちゃう。

 数年前英国ではクリスマスと祝日と代休が重なって24から27日まで車なしではどこにも行けない何にも買えないという時があった。1週間〜10日くらいしかない旅行期間中4日間何にもできないのよ? 日本人観光客は泣いても泣ききれない最低最悪状態。

 ヨーロッパ人にとってのクリスマスは宗教的意味合いが深い神聖な日。陽気に飲んで騒ぐ日ではなく、教会のミサに行ったり家族揃って静かに主の誕生日を祝う、そんな日なのです。もし友達がいて、その人の家でクリスマスを過ごせるとしたら、それはステキな思い出になるでしょう。家庭料理を味わい、家族団欒の一時に加われるのだから。でもそうでない限りクリスマス当日よりその前後を狙って旅行に出たほうが数倍楽しく過ごせる。だって、楽しいお祭りがいっぱいあるのだもの。(写真はサンタクロース姿の小便小僧)
 
 



 ヨーロッパでの主なクリスマス行事



12月6日 聖ニクラウスデー(サンタクロースの日)


 ・ バット・ミッテンドルフ(オーストリア)Bat Mittendorf

 ・ キュスナハト・アム・リギ(スイス)Kssnahat am Rigi

 ・ フリブール(仏)、フライブルグ(独)(スイス)Fribourg

 ・ プラッファイエン(スイス)Plaffeien

 ・ ベルヒテスガーデン(ドイツ)Berchtesgaden


12月11日 エスカラード

 ・ ジュネーブ(スイス)


12月13日 聖ルシア祭

 ・ ストックホルム 他(スウェーデン)


12月19日 蝋燭流し

 ・ チューリッヒ(スイス)


12月22日 星の歌

 ・ ルツェルン(スイス)


12月24日 聖しこの夜

 ・ オーベンドルフ(オーストリア)


12月31日〜1月1日 年越しと新年の祭り

 ・ ラウペン(スイス)

 ・ マイリンゲン(スイス)

 ・ ウールナッシュ(スイス)

 ・ インターラーケン(スイス)

 ・ カンデルシュテイク(スイス)


1月6日 エピファニー(スリー・キングス・デー)

 ・ ジェモーナ・デ・フリウリ(イタリア)

 ・ ニコシア 他(キプロス)

 ・ シュバイツ 他(スイス)
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