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飛鳥世界一周クルーズコース



3/1横浜→ 3/2神戸→ 3/5上海→ 3/8香港(英領)→
3/12シンガポール→ 3/17モルジブ→ 3/20ボンベイ(インド)→
3/23サラーラ(オマーン)→ 3/28ハルガダ(エジプト)→
3/29(スエズ運河通過)ポートサイド→ 4/1ピレウス(ギリシア)→
4/2サントリーニ島→ 4/3ロードス島→ 4/5イスタンプール(トルコ)→
4/10ベニス(イタリア)→ 4/13チヴィタベッキア→
4/15マルセイユ(フランス)→ 4/16バルセロナ(スペイン)→
4/19リスボン(ポルトガル)→ 4/22アゾレス諸島→
4/28ニューヨーク(米国)→ 5/2フォートローダデール→
5/4コスメル(メキシコ)→ 5/6グランドケイマン(英領)→
5/8(パナマ運河通過)→ 5/10カルデラ(コスタリカ)→
5/13アカプルコ(メキシコ)→ 5/18サンフランシスコ(米国)→
5/25ホノルル→ 6/3横浜→ 6/4神戸

 出港風景


 3月1日。飛鳥の世界一周は横浜港から始まった。舞い上がる紙テープ。ブラスバンドの演奏。つめかけた報道陣と見送りの人々の多さに、このクルーズに寄せる期待と関心のほどが伺える。

 参加した船客数は約400名。平均年齢、67歳。熟年カップルが多数を占めるが、約80名が一人旅。ちなみに90才の最高齢客も、26才の最年少客も一人旅の男性であった。

 お客様の中には、車椅子や、ステッキを使う方もいる。

「足が悪くなり、もう旅行はあきらめていたのですが、クルーズならまるで動くホテルのようなもの。世界一周にも迷わず申し込みました。」

 確かに、娯楽周遊型の船旅=クルーズは、一度乗船してしまえば体と荷物ごと運んでくれる便利な旅である。ホテルのチェックイン・チェックアウトを繰り返す煩わしさも、荷物を持ち歩く面倒臭さも、飛行機を乗り継ぐ忙しさも全く感じないまま、次のディスティネーションへと運んでくれるのだ。加えて、飛鳥には車椅子用のキャビンも有る。

 荷物といえば、3カ月を超える長旅に、どのぐらいの量が運び込まれたのだろうか。夫婦1組の平均がスーツケース3〜4個、段ボール箱4〜5個だそうだ。

 宅急便の発達している日本では、指定日までに発送すれば、荷物をキャビンまで届けておいてくれる。まさに、”手ぶらで世界一周”だ。また飛鳥では、キャビンをよりスペーシャスに使えるよう、空になったスーツケース等を預かるバッゲージサービスを行ったところ、あっという間に約180個が預けられたという。



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