日本クルーズ客船（株）から、新造客船誕生のニュース

おりえんとびいなすの妹は、いったいどんな船になる？

おりえんとびいなす

　久々に日本に本格的新造外航客船が誕生することが発表された。１９９１年の飛鳥就航以来、久しく跡絶えていた日本の新造外航クルーズ客船の誕生は、まさに朗報。このところ上向いてきた日本のクルーズ機運に、より一層拍車をかけることだろう。
　加えて、船名を一般公募するなど、消費者へのアピール度も高く、乗船料金も一日当たり約３万円から。客船の持つ優雅さの中にもカジュアルな魅力を盛り込み、より親しみやすい、身近なクルーズを展開して行く方針だ。日本のクルーズマーケット拡大の起爆剤としても大きな期待が寄せられている。
　１月２９日、この新造客船に関する船上記者会見が、姉妹船おりえんとびいなすに於て行なわれ、日本クルーズ客船株式会社・代表取締役社長の入谷泰生氏より新造船の概要、船名公募およびデビュークルーズについての説明が行なわれた。

おりえんとびいなす　プール

○就航予定は１９９８年４月、総トン数は２万６０００総トン

　　船内は、カジュアル＆エレガントの雰囲気 　

−新造客船の概要について−
　インテリアテーマは「エコロジー＆ヒューマニズム」。自然を感じ、気品の中にも寛ぎを取り入れた客船を建造。おりえんとびいなすで培った経験を生かし、気さくでアットホームなクルーズを展開する予定だ。

　　　建造：石川島播磨重工業株式会社
　　　起工：１９９７年７月
　　　就航：１９９８年４月
　　　総トン数：約２６，０００総トン
　　　全長：約１８２．９ｍ
　　　全幅：２５ｍ
　　　吃水：６．５ｍ
（主な施設）メインダイニング、ラウンジ、シアター、ライブラリー、茶室、展望浴場、サウナ、プール、ジムナジウム、カラオケルーム、ビューティーサロン、チルドレンルーム、ショップ等々