シルバースピリットの地中海夢紀行
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キャビアとシャンパーニュ |
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昨年の12月にデビューした客船シルバースピリット(SILVER SPIRIT 38000総トン)は、世界トップクラスの客船。
飲み物やチップも含まれたオールインクルーシブのクルーズスタイルと、すべての客室に執事(バトラー)のサービスがつく極上のクルーズは、多くのゲストに至福の船旅を提供してきた。
コンパクトなサイズを生かし、巨大客船では行けない小島や運河を組み入れたユニークなコースも特徴だ。
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6月5日からシルバースピリットの地中海クルーズに乗船した。ベニスを出港しトリエステ(イタリア)、フバル(クロアチア)、コルフ、ナフプリオン、ピレウス(ギリシャ)をめぐる7泊8日の船旅だ。
今回のコースで、クロアチアのフバル島は他の船ではあまり行かないめずらしい寄港地のひとつ。シルバースピリットは沖に停泊し、乗客たちはテンダーという小舟に乗り換え、冒険心いっぱいでフバルに上陸した。
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フバル島のビーチとシルバースピリット |
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この島は、紀元前3500年頃からフバル文化があったといわれるクロアチア最古の地。石畳の町並みが長い歴史を物語っている。また「アドリア海一のお洒落な島」とも呼ばれ、美しいビーチ、ヨットハーバー、オープンエアカフェなどが小粋なリゾートを形成している。
海岸沿いを10分も歩くと1465年に建立されたフランチェスコ会修道院に到着。食堂には15世紀の絵画「最後の晩餐」(マテオ・ポンゾニ作)が飾られていた。修道院の中庭ではシルバースピリットの乗客のためにアカペラコンサートを開催。いにしえの石塀に腰をかけ、初めて聴いたクロアチアの恋の歌はとても素朴だった。
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シルバースピリットには寄港地の歴史、文化、料理などをより深く掘り下げた特別オプショナルツアー・シルバーシーコレクションもある。ギリシャのナフプリオンでは、その中のワイナリーツアーに参加した。
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パリボスワイナリー |
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4代にわたる名門ワインメーカーのパリボスを訪れ、ブドウ園を散策。ギリシャでは葡萄棚ではなく畑でブドウ栽培することを知った。最後に歴史あるワインセラーで4種類ものワインをテイスティング。ワインファンには有意義なギリシャの休日となった。
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シルバースピリットには10月まで日本人コーディネーターが乗船し、日本人ゲストにむけたメニューの翻訳などの対応をしてくれる。この夏は洒落た地中海クルーズを楽しむ絶好の機会といえるだろう。
このクルーズに関してココログ「クルーズへのお誘い by Sumiko Ueda」にも掲載していますのでぜひご覧ください。
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(問い合わせ:インターナショナル・クルーズ・マーケティング株式会社 電話 03-5405-9213 http://www.silversea.jp)
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