デスバレー・ナショナル・モニュメントに夏でも入ることができるとっておきのルートと、西海岸一の美しい自然が残されているヨセミテ国立公園を訪ね、サンフランシスコまでの雄大な自然を訪ねるダイナミックなドライブです。このコースは夏の間はかなりの冒険旅行ですので、気象条件には注意、危険が予想される時はルートの変更も必要です。
州政府公認のギャンブルや素晴らしいショーでお馴染みのラスベガスから出発します。これは、比較的交通量の少ないラスベガスの空港から出発することと、デスバレーをドライブする安全のためです。
デスバレー・ナショナル・モニュメントは気温は摂氏50度にもなるという文字通りの灼熱の砂漠だが、コースの取り方と訪ねる時間帯を選べば夏でも走れるというとっておきのルートをご紹介しよう。しかし、デスバレーは厳しい自然相手のドライブなので、安全第一を心掛けることが絶対条件です。特に真夏のドライブでは、太陽が昇る前の行動が絶対条件です。
デスバレー・ナショナル・モニュメントの後は、アメリカの自然保護の旗手、写真家アンセル・アダムス氏の写真の原点となった氷河が作った大自然の美しさを満喫させてくれる、ヨセミテ渓谷のあるヨセミテ国立公園を、シエラネバダ山脈を東から西へ越えながら訪ね、終点は太平洋岸の港町サンフランシスコに出ます。
ヨセミテ国立公園を東側から入る州道120号線は、冬の間は積雪のため通行止めとなり、先の国道US50号線かインターステイト80号線に変更する必要もあります。一応6日間のコースにしてありますが、ラスベガスやサンフランシスコではそれぞれ市内コースを参照して追加してください。
サンフランシスコやロサンゼルスから国内線に乗換えネバダ州のラスベガス空港へ。初日はラスベガスで一日過ごすが、翌日の早朝のデスバレー行きの準備のために車を走らせ調子をチェックしておくと良い。また必ずガソリン・スタンドに行きガソリンを入れながら、念入りにオイル、ラジェター、空気圧なども点検しておく。
最近のラスベガスはテーマパークの様なカジノも出現し、みどころも多く、ここだけを訪ねても一週間は楽に過ごせる程だ。夏にデスバレーに入るときは、事前にホテル予約の再確認のためファーネス・クリーク・インに電話(619−786−2345、619−786−2361、800−528−6367)を入れて様子を確認しておくと良い。翌朝、日の出前、まだ辺が暗い内に出発するので早めに寝る。
ラスベガス |
ラスベガスの州公認のカジノ |
ノンストップなら3時間弱でデスバレーに着くが、日が昇る前にデスバレーに入れる様にするため早朝出発する。国道US95号線を使ってラスロップ・ウエルスやビーティーからデスバレーに入るコースは、ネバダの砂漠地帯の真ん中を抜ける、かなりの暑いハードなコースで、デスバレーに入る前に暑さのために車や人も消耗してしまう。
そこでここでは、デスバレーに入るとっておきのコースをご紹介しよう。
まずインターステイト15号線をSOUTHへ。そしてすぐに、レッドロック・キャニオン・リクレーションランドを抜ける州道160号線をWESTへ辿る。レッドロック・キャニオンの真っ赤な岩の色が日の出前の明りで微かに見える公園を抜けパーラップ(PAHRUMP)へ。そこから、州道372号線をWESTへ。カリフォルニア州の州境で道は自然に州道178号線に変わりショショーニ(SHOSHONE)へ。そしてショショーニから、今度は州道127号線のNORTHでデスバレー・ジャンクション(DEATH VALLEY JUNCTION)へ。ここで州道190号線のWESTを進む。
いよいよデスバレー・ナショナル・モニュメントへ入る最終ルートだ。すぐザブリスキー・ポイントがある、寄り道はそこだけにして、州道127号線に突き当たる手前右側にあるファーネスクリーク・インへ直行する。
デスバレー・ナショナル・モユメントの宿泊は是非このアメリカを代表する高級リゾートの滞在をお勧めしたい。予約が取れなければ、同じ経営のファーネスクリーク・ランチもある。ファーネスクリーク・インの夕食は高級リゾートスタイルでホテル代に含まれる方式だ。ダイニング・ルームでは男性はネクタイ、ジャケット着用となる。
デスバレーへの道 |
デスバレー・ジャンクション |
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デスバレーの安全のための |
デスバレーの中のガソリンスタンド |
夏期シーズンの場合、午前中にデビルス・ゴルフ・コース、バッド・ウオーター、サンデューン、ダンテス・ビューなどを訪ね、午後はファーネス・クリーク・インのプールなどで涼むか、エアコンの利いたホテルの部屋で昼寝などで過ごすことが一番である。
夏の間は無料になることで知られる塩砂漠のデビルス・ゴルフ・コースでなく本物のゴルフ場もある。冬でもかなりの高温になるので、早朝のゴルフをお勧めする。サンデューンでは方向感覚を見失わない様に、必ず車の見える範囲での行動にする。
デスバレーのファーネス・クリーク・イン |
デスバレーのサンデューン |
夏の間はこの区間もかなりのハードなコースなので、日の出と同時に出発しなければならない。冬でもかなりのハードなコースだ。
暑さが心配な時は、入ってきた時と全く同じコースを反対に走るコースで早朝出発、一旦ラスベガスへ戻るかショショーニ(SHOSHONE)までは同じコースを走りベイカーBAKERへ抜ける。この場合間違ってもバッドウオーターの先から州道178号線に抜ける近道を利用することのないように。交通量が少なく万が一の場合危険だからだ。
ベイカー、バーストーBARSTOW,フォーコーナー(FOUR CORNER)で国道US395号線に合流する。デスバレーから真っ直ぐ国道US395号線に合流するには州道190号線をWESTへ。いくつかのデスバレーと同じ様な暑い乾燥した谷を抜けてようやく国道US395号線に合流する。
国道US395号線をNORTHへ。モノ・レイクやリー・バイニング(LEE VINING)の手前で州道120号線をWESTへ進むとヨセミテ国立公園だ。
このコースはデスバレーと違い冬の間は閉鎖されるので、そのときは、先の国道US50号線かインターステイト80号線に迂回する必要がある。この場合ヨセミテ国立公園はあきらめなくてはならない。
ヨセミテに左折する前、時間があればモノ・レイクに寄ってみるとよい。国立公園内はスピード制限が厳しいので注意。州道120号線に合流するまでは比較的交通量は少ないが、州道120号線のEASTでヨセミテ・ビレッジ(YOSEMITE VILLAGE)へ入るコースは、夏のシーズン中はかなりの渋滞も予想される。ホテルはヨセミテ・バレーのアワニー(AWAHNEE)(TEL:209−252−4848)がベスト。
タイヨガ峠のヨセミテ国立公園入口 |
テナヤ・レイク |
ヨセミテ・バレーでは、大切な自然を守るため排気ガスを出さないようにするためと、交通渋滞に巻き込まれ無いようにするために公園内を走るシャトルバスの利用をお勧めする。谷全体を見晴らすグレイシャー・ポイントの見晴らしも是非体験したい。本当のヨセミテの美しさを知るためには、ヨセミテ・ビレッジのビジターセンターのすぐ近くにあるアンセル・アダムス・ギャラリーを訪ねてみると良い。アメリカの風景写真家を代表する大御所、アンセル・アダムスは1920年代頃からヨセミテに住みつき谷中の写真を撮っている。ヨセミテ国立公園の主といってもいい人だ
グレイシャー・ポイントから |
エルキャピタン |
ノンストップなら3〜4時間程でサンフランシスコ空港に到着することができる。州道120号線のWESTでヨセミテ国立公園を出る。そのまま州道120号線のWESTを進み州道99号線と交差する立体交差を過ぎた所で、インターステイト5号線や205号線とのインターチェンジに出る。そこでインターステイト205号線のWESTを進むとすぐ、インターステイト580号線のWESTに合流し、更にインターステイト80号線のWESTに合流する。そしてサンフランシスコ・オークランド・ベイ・ブリッジを渡るとサンフランシスコだ。
サンフランシスコ空港へはカストロ・バレー(CASTRO VALLEY)から州道17号線のSOUTHに入り、すぐに州道92号線のWESTでサンマテオ・ブリッジを渡り、国道US101号線のNORTHへと進む。サンフランシスコは市内コースを参照のこと。
ヨセミテ国立公園のヨセミテ・バレーと |
サンフランシスコに入る手前の |