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シアトルを起点としたコース

インターネット時代の最先端を行く、
緑と水の美しい町の9日間



 森と湖の都市シアトル。

 太平洋からピュージット・サウンドと呼ばれる美しい入り江の奥深く入った港町シアトルは、この入り江に流れ込むカスケイド山脈のからの雪解け水をたたえる幾つかの湖に囲まれた文字どおりの森と湖の都市だ。


 インターネット時代の最先端都市。

 以前は、カスケード山脈からの水が発電する安い電力でジュラルミンを作り航空機産業の町として栄え、ボーイング社の企業城下町としての性格が強かったが、郊外のベルビューにビル・ゲイツのマイクロソフト社が出現し、また日本のニンテンドー社のアメリカでの本拠地も設けられたりして、シアトル市はアメリカのインターネット時代の最先端都市ともいえる。


シアトル周辺

              


コースガイド



 1日目

 シアトルのホテルは、エアポート・ホテル

 シアトル滞在のお勧めホテルは、高速道路網と直結している空港の地の利を生かすことができ、車で町の周囲を走り回りやすいシアトル・タコマ国際空港内や周辺のホテルをお勧めする。


空から見たシアトル

町の全景コース

 シアトル市内へは、空港出口から自然にインターステイト5号線のノース、北へ進む標識を頼りに進めば良い。初日は5号線からダウンタウンの出口の先のシアトル・センターの標識でシアトル・センターのスペース・ニードル展望台などに登ってみると良い。

 もうひとつの見晴らし台はケリー・パークだが、道順が複雑なので2日目にすると良い。夕食は展望台で。

 
スペースニードルとダウンタウン キング・ドーム遠望

 2日目

 市内1周コース

 私のお勧めは、出口番号163あたりからスポケーン・ストリートに入り、ドーム式の競技場として初期の頃からシアトルのシンボル的存在のキング・ドームの脇を通り、町の中央駅だったキング・ステーションの先から左側の港の桟橋の前のアラスカン・ウエイへ出て北上するコースである。ブロード・ストリート、フィフス・アベニュでシアトル・センターへ。メイサー・ストリートでインターステイト5号線に出て、5号線をノース、北へほんのちょっとだけ進み、州道520号線になっているエバーグリーン・ポイント・フローティング・ブリッジを渡り、マイクロソフト社の町ベルビューへ。ホテルへはインターステイト405号線のサウス、5号線のサウスと進み。シータック・エアポートの標識でホテルへ戻れる。

ベルビューのマイクロソフト社 エバレットのボーイング社(組立工場)
 

 
パイクプレイス・パブリック・マーケット シアトル港のフェリー
(中央で‘魚’が飛んでいる!)

 3日目


 シアトル滞在コース

 シアトルの見所としては、更に空港近くのミュージアム・オブ・フライト、シャトルの北隣の町エバーレットのボーイング社の工場見学、ピアー55の桟橋から出るシアトル・ハーバー・ツアー、更に市民の生活を垣間見られるパイクプレイス・マーケットなども是非組み入れたい。夕食はパイクプレイスか、ユニオン湖畔のレストランで。

 
フィッシャーマンズ・ターミナルと鮭 焚き火で焼くインディアン伝統のサーモン
・バーベキュー(ティリカム・ビレッジ)


カープール・レーンとは

 エバーグリーン・ポイント・フローティング・ブリッジはコンクリートの橋で、ワシントン湖に浮く浮き橋として知られるが、もう一つ覚えて置く必要のあるのがカープール・レーンのことだ。シアトルでは他に高速道路に時々カープール・レーンが設定されている。これは、3人以上の人が1台の車に乗っていると、日本のバスレーンなどのように専用の車線で他の車より空いている車線を走れる特権があるのだ。ただし、逆に3人未満でこのレーンを走ると交通違反となり、罰金の対象になるので注意すること。(道路上にダイヤマーク(◇)があるのが目印。)



ワシントン州西部

 4日目

 カスケード山脈コース

 国立公園になっているレニヤ山はシアトルから日帰りで訪ねられるカスケード山脈の中の標高4,392メートルの火山だ。国立公園の山岳ドライブ・コースでパラダイス・ロッジのあるビジターセンターまで車のままのぼってみると良い。コースはインターステイト5号線の127番出口から州道512のイースト、7のサウス、706のイーストと進む。

 
レニア山国立公園 レニア山付近の鹿”ディア・クロッシング”


エンジン・ブレーキ


 山岳ドライブで一番大切なのは、エンジンブレーキの使い方だ。のぼる時にはトップ・ギヤーで走ろうと無理をせずにシフトダウンをすることも忘れてはならないが、下る時は確実にエンジンブレーキを利かせて下らないと、必ず事故につながる。特にスピードが出たままシフトダウンしてもエンジンブレーキは利いてこないので、注意を要する。万が一ブレーキが利かないときには、早めに道路脇に用意してある緊急用の設備の中のへ乗り入れて車を停止させることだ。




 5日目

 ピュージット・サウンド(入り江)一周のドライブ・コース

 タコマ市はピュージット・サウンドの中のもうひとつの港町だ。シアトル市と国際空港を共有している町で、この港町タコマを通り、州道16号線でナローズ・ブリッジを渡ると静かな漁村の町ギッグ・ハーバーを訪ねることができる。

 さらに州道16号線を進むと、日本の広島県の呉市と姉妹都市になっている軍港の町ブレマートンに出られる。州道3号線、305号線などでウインスローなどへ出てフェリーでシアトルの町へ帰るのも素晴らしいコースだ。

 
タコマ ギグ・ハーバー

 6日目、7日目、8日目

 オリンピック半島一周、国立公園の2泊3日コース

 雨林や正反対の乾燥気候でも知られるオリンピック半島をシアトルを起点として2泊3日程のドライブで訪ねるコース。タコマから更に足を延ばして州都オリンピア市通り国道US101号線、12号線でアバディーンまで行き、更にもう一度101号線のノースで国立公園の入り口のクイナルトのレイク・クイナルト・ロッジに泊まると良い。

 ここに2泊し湖周辺の雨林を訪ねたり、シアトルへ戻るコースは半島を一周するコースで反対側の乾燥した気候を体験して見るのもいい経験だ。フェリーで帰るか、ブレマートン経由か、またはオリンピア経由が考えられる。


オリンピック半島 オリンピック国立公園にて

 9日目

 シアトルでは帰国前のショッピングは、空港近くにサウス・センター・ショッピング・センターがあり、非常に便利だ。名物のスモーク・サーモンのお土産はチヌーク・サーモンが私のお勧めだ。


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