今年のシルバーウィークは幻想的な「ファイヤー・ドラゴン・ダンス」が繰り広げられる香港へ!
「大坑ファイヤー・ドラゴン・ダンス」は、130年以上の歴史を誇る香港の伝統行事。300人のパフォーマーと、火花を散らす2万4000本の線香に覆われた全長67メートルの龍の舞で、巧みな技を披露する大坑村の住民らと、この祭りに捧げる彼らの熱意が肌で感じられる祭りである。
龍は、籐や麻に藁を束ね、1ヶ月以上かけ手づくりされる。重さは龍の頭の部分だけでも70キロ以上あるが、300人以上の龍の舞い手らは、それを龍が飛んでいるかのような優美で複雑なステップで、太鼓と銅鑼の音が鳴り響く通りを抜ける。
体をくねらせながら龍が舞い踊る大坑村の通りには、頭上に色とりどりの提灯が掲げられ、赤々と燃える線香でできた巨大な珠が、ひとりのパフォーマーから次の舞い手へと巧みに渡される。また、その様子を熱心に見守る観客が盛んに声援を送り、祭りの間、村は神秘的な雰囲気に包まれる。
大坑村を襲った疫病を追い払うための儀式として、1880年に始まったこの祭り。このファイヤー・ドラゴン・ダンスは毎年、地域住民や観光客に一生心に残る感動を与え続けている。
Tai Hang Fire Dragon Dance
開催日 |
2019年9月12~14日 |
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開催地 |
香港・大坑村 |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)
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