インスブルックで皇帝マキシミリアン1世の没後500年を記念した3Dライトショーが開催
2018年11月20日から2019年1月20日まで、インスブルック王宮で開催されるこのライトショー「MAX 500」では、中庭に面した宮殿の3側面(総面積1,300平方メートル)を巨大クスリーンに見立て、皇帝マキシミリアン1世「最後の騎士」が復活。鎧を着た勇敢な騎士たち、皇帝が山道で迷った有名なマルティン岸壁の伝説、黄金の小屋根の祭典などが登場する9つのシーンで構成され、人々を中世のハプスブルク家の世界へと誘う。
インスブルックを愛した皇帝、マキシミリアン1世
チロルを愛し、ハプスブルク家がヨーロッパ随一の王家となる礎を築いたのがマキシミリアン1世である。「15世紀最後の騎士」と謳われる英明な王で、神聖ローマ帝国の皇帝でもあった。マキシミリアン皇帝は、14世紀にハプスブルク家に帰属したこの地をオーストリア、そして広がる領土の中枢の要地と考え王宮を構え、ミラノから迎えた二度目の妃ビアンカ・マリア・スフォルツォと暮した。
美しい山野で狩りをし、湖でマスを釣りしてアルプスの生活を楽しむとともに、宮廷へやって来る貴賓たちにこの地の文化や芸術を披露。舞踏会や競技会を開き、インスブルックを魅力ある町にした。広場には、騎士の演技や舞踏会を楽しむために造られた館「黄金の小屋根」、当時の宮廷生活が垣間見られる「王宮」、『黒い仲間達』と呼ばれるハプスブルク一族の等身大の青銅像が並ぶ「王宮教会」などの建造物に、皇帝が抱いた町への愛情が感じられる。
ライトショー「MAX 500」のチケットは、オンラインにて入手可能。なお、同様のライトショーは、2019/2020の冬にも開催が予定されている。
LIGHTSHOW MAX 500
開催日 |
2018年11月20日~2019年1月20日 |
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場所 |
インスブルック王宮中庭 |
映写時間 |
日~木 18:00/19:00 |
所要時間 |
20分 |
料金 |
大人 EUR 10.00 6~12歳 EUR 3.00 |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)