2019年はザルツブルクで大司教が残した文化遺産にふれる

2019年01月25日 掲載

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ザルツブルクを壮麗な「北のローマ」に変えていくというビジョンを持っていた大司教のヴォルフ・ディートリッヒ・ツー・ライテナウ。旧市街に現在も残るレジデンツ広場やドーム広場、モーツァルト広場、カピテル広場、アルター・マルクト広場の5ヶ所はザルツブルクで最も美しい広場とされ、大司教たちが住まいとしたザルツブルクのシンボル「ホーエンザルツブルク城塞」とともに、ユネスコ世界文化遺産の中心となっている。


Salzburg_stadtansicht

© Tourismus Salzburg GmbH



ザルツブルクが特別なのは、アルプスの北端に位置し、すぐ背後に切り立った岩肌の山が聳え、同時に多くの緑地がある点と言えるだろう。そうしたザルツブルクでは、市内からほんの少し歩いただけで豊かな自然が満喫できる。

大司教のマルクス・シティクス・フォン・ホーエンエムスは、緑溢れるザルツブルク郊外に3年で「ヘルブルン宮殿」を造らせ、マクシミリアン・ガンドルフ・グラーフ・フォン・キューエンブルクは、ザルツブルクをヨーロッパにおけるバロック音楽の中心地として発展させた。

2019年のザルツブルクは、そうした大司教の人生や彼らが後世に残した文化遺産を垣間見る絶好のチャンスとなる。


特別展「大司教マクシミリアン・ガンドルフ・グラーフ・フォン・キューエンブルク」


Maximilian Gandolph Graf

© DomQuartier Salzburg

広さ15,000平方メートル、ヨーロッパで無類の広い展示スペースを持つ「ドーム・クォーター・ザルツブルク」にて開催される、大司教マクシミリアン・ガンドルフ・グラーフ・フォン・キューエンブルクに焦点を当てた特別展。

人、政治家、芸術のパトロン、大司教の4つで構成し、かつてのザルツブルクの大司教が誇示した規模や権力を、非常に印象的な方法で紹介する。

右:大司教マクシミリアン・ガンドルフ・グラーフ・フォン・キューエンブルクの肖像

Fürsterzbischof Maximilian Gandolph Graf von Kuenburg
Regisseur auf vielen Bühnen · 1668 – 1687

開催期間

2019年5月27日まで

場所

ドーム・クォーター・ザルツブルク

ウェブサイト

http://www.domquartier.at


ホーエンザルツブルク城塞の「城塞博物館」がリニューアル・オープン


2019年6月、ホーエンザルツブルク城塞にある「城塞博物館」が装いも新たに再オープンする。城塞建設に関する歴史から武器、甲冑、「中世の住まい」などをテーマにした展示が行われる。レオンハルト・フォン・コイトシャッハとマットホイス・ラング・フォン・ヴェレンブルクの2人の大司教が、その展示の中心となる。

Festung Hohensalzburg

ウェブサイト

http://www.salzburg-burgen.at


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