ブスレイデン邸博物館でブルゴーニュ公国の至宝にふれる

2018年11月26日 掲載

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ブルゴーニュ公国領ネーデルラントの首都メッヘレンの栄光をいまに伝えるのが、数年にわたる改修工事を終え、2018年7月から一般公開が再開された「ブスレイデン邸博物館」(Hof van Busleyden)。ここは16世紀初頭に建造されたブルゴーニュ公国領ネーデルラントの評議員だった貴族の邸宅で、当時の知識階級社会の中心としてトマス・モアやエラスムスなども訪れていた。

邸宅内は現在博物館となっており、市が所蔵するブルゴーニュ公国時代の絵画や彫刻、家具などに加え、アントワープ王立美術館、ブリュッセルの王立歴史文化博物館、王立図書館、ゲント市博物館といったベルギーが誇るミュージアムの逸品が展示されている。


Hof van Busleyden Mechelen

メッヘレンの栄光をいまに伝える「ブスレイデン邸博物館」
画像提供:フランダース政府観光局



ベルリンデ・デ・ブルッケレ(Berlinde De Bruyckere) は、ブスレイデン邸博物館に展示されている「Enclosed Garden」の儚なげな美しさに心を奪われたゲント出身のアーティストで、その作品から蕾から枯れゆく姿までの命の移ろいを感じたと言われている。

そうしたブスレイデン邸博物館で、2018年12月15日から翌年5月にかけてブルッケレの最新作「ほとんど百合のような」(原題:It almost seemed a lily)に焦点をあてた企画展が開催される。現代アートと16世紀のアート、名の忘れられた作者の傑作が見比べられる絶好の機会となっている。

It almost seemed a lily

開催期間 

2018年12月15日~2019年5月12日

会場

ブスレイデン邸博物館

ウェブサイト

https://www.hofvanbusleyden.be/it-almost-seemed-a-lily-en


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