ドイツ観光局、持続可能な高いカルチャーツーリズム推進のためフランス観光開発機構と協力関係を強化

2023年10月03日 掲載

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ドイツ政府の目標に沿う将来を見据えた観光促進に力を入れているドイツ観光局。中でも重点項目となっているのが、デジタル化と持続可能性だ。ドイツ観光局はこのほど隣国フランスの観光局、フランス観光開発機構との協力関係の強化を発表し、持続可能な高いカルチャーツーリズムを推進する。

両局は今年、独仏国境地帯にあるバーデン・ヴュルテンベルク州、および黒い森(シュヴァルツヴァルト地方)に的を絞ったインフルエンサーキャンペーンを共同で展開する。イベントのパートナーには、ドイツ鉄道とフランス国鉄を迎える。



© DZT / Julia Nimke

© DZT / Julia Nimke




今回のドイツとフランスの関係強化を受け、ドイツ観光局のペトラ・ヘードルファーCEOは、「両国を往来する人の数はコンスタントに増え続けている。2022年のドイツ国内の国別宿泊件数を見ると、フランスが310万件とコロナ前の2019年の80%にまで回復し、国別訪独外国人観光客トップ10入りを果たしている。バカンスでも、ビジネストリップでも、中高生交流でも、ドイツはフランス人にとってスペインとイタリアに次ぐ人気スポットになっている。フランス観光開発機構との緊密な協力のもとで我々は数年前からドイツとフランスのインフルエンサーを起用したキャンペーンを通じて両国の観光推進強化を図ってきた」と述べている。

また、フランス観光開発機構のカロリーヌ・ルブシェー理事長は、「ドイツとフランスの間を列車で旅するということは、環境への影響を抑えながら、持続可能性の高い素晴らしい自然の景観と文化遺産の探訪を選択することを意味している。ドイツ観光局、ドイツ鉄道(DB)とフランス国鉄(SNCF)とのパートナーシップは、ライン川両岸における我々の共通の願い。責任感を伴った観光の促進と相互の文化と地域に関する見識を深めながら、独仏関係を深めていくということを反映したもので、ごく当然のことと言えよう」とコメントしている。


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