カタルーニャで4人の天才画家に出会う旅
革新の天才「ピカソ」
スペインが生み出した4大巨匠といえば、まず最初に頭に浮かぶのが「ピカソ」だろう。常にカタルーニャとともに歩んだピカソが特に好んだのがバルセロナだ。バルセロナの「ピカソ美術館」では、«ラス・メニーナス» の連作が収蔵されている。もっと特別な作品を楽しみたいなら「モンセラート美術館」へ。ここにはピカソの2作品が所蔵され、グラフィック作品展示も行われている。また、シッチェスにある「カウ・フェラット美術館」には、美しいピカソの油絵2作品が展示されている。
世界最高峰の美術館「ジョアン・ミロ財団」
画家を通じて、別の角度から現実を見てみたいという方は「ジョアン・ミロ財団」へ。ジョアン・ミロが創設したこの美術館は、作品のイルミネーションと独自性を兼ね備えた世界最高の美術館に数えられている。展示作品は、タペストリーから絵画、彫刻まで11,000点にもおよぶ。また、バルセロナのランブラス通りには、ミロのモザイク作品 «熊のプラン» が、バルセロナ空港第2ターミナルにはセラミックタイルで作られた壁画がある。
絵画で夢を実現した「サルバドール・ダリ」
習慣から離れ、芸術を遊びに変えることを好んだダリ。このシュールレアリズムの天才を知るなら、ジローナへ行くのが一番だ。フィゲレスにある「ダリ劇場美術館」は、ダリ自身がデザインした建物。卵型をした塔が、幻想的な歴史の世界へと誘ってくれる。そこから36キロメートル、カダケスのポルリガッツにある「ダリの家」は、天才ダリが描いた世界を知るのに持って来いの場所だ。
さらにプボルにある「ガラ・ダリ城家博物館」、ロマン主義様式の城には、ゾウの彫刻で飾られた庭園や壁画、作曲家リヒャルト・ワーグナーの胸像に囲まれたプールなど、各所にサプライズが隠されている。ダリがデザインしたガラが眠る地下霊廟は傑作といえる。
20世紀の純粋なカタルーニャ芸術「アントニ・タピエス」
近代バルセロナを知る上で欠かせないのが、画家アントニ・タピエスの存在だ。その財団は、コラージュと東方文化にインスピレーションを得た主観的なスタイルが漂う街のシンボル。屋上にあるアルミ彫刻«雲と椅子»は必見である。「バルセロナ現代美術館(MACBA)」には、タピエスが創り出した新鋭な技術が目にできる。
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