2017年の夏は、皆既日食を観にワイオミングへ!
2017年8月21日、アメリカ大陸を横断する皆既日食が起こる。観測は、大陸を横断する約96キロ幅の地帯で可能で、アメリカ大陸でこのような広範囲に渡る皆既日食が観測できるのは、実に1918年以来のこととなる。
この自然の天体ショーが観測できる地点の一つが、ワイオミング州だ。皆既日食の経路は、同州のほぼ中央を585キロほど横断。場所によっては、見事な景色と合わせた日食が観測できる。特に州の中央に位置するキャスパーをはじめ、ランダー、リバートン、ジャクソン、ダグラス、トリングトン、グレンド、ガーンジー、グレンロックなどでは、太陽が月の影にすっぽりと隠れる皆既食となる経路に当たる。
その一つ、観測エリアが整っているキャスパーは、Great American Eclipse社による「天体ショーを観るべき ベスト10 ロケーション」に選ばれ、日食に向けた数日間は「天文リーグ」による定例会議「アストロコン」の開催や、「エクリプス・フェスト」という天体イベントも予定されている。
その他、主要な観測スポットではライブミュージックやゴルフトーナメント、ファンラン、ハイキング、サイクリング、ロッククライミング、カヤック、ラフティングやセーリングなど、様々なアウトドアイベントが催される。
アクティビティを楽しみながら日食を待つ
ワイオミング州では日食を待つ間にも、様々な楽しみ方ができる。例えば、フリーモント郡のウインドリバー付近なら、インディアン居留地内に新しくオープンした「ウインドリバー・ワイルドホースサンクチュアリ」は必見。日食を待ちながら、野生馬が間近に見られるこの牧場で、ネイティブアメリカンの文化にも触れられる。また、ジャクソンなら少し車を走らせ、アメリカ最初の国立公園である「イエローストーン国立公園」で美しい夜空も観察してみたい。このイエローストーン公園では望遠鏡などの貸出しを行い、天体のスペシャリストが解説する特別な天体プログラムがある。さらに、ジャクソンホール・マウンテンリゾートで、様々なアウトドア・アクティビティ体験もお勧めである。
ワイオミング州では、日食の観測を目的とする訪問者のために皆既日食特集ページ「 travelwyoming.com/eclipse 」を開設。州内で予定されている、ツーリスト向けのイベントなども紹介されている。
A total solar eclipse is coming to Wyoming !
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