地道な地歩固めから
協会の目的と活動内容
「西表島エコツーリズム協会設立総会資料」(作成・西表島エコツーリズム協会)によると、協会の目的と事業内容について、次のように掲げている。
『本協会は、西表島にふさわしい旅行形態としてのエコツーリズムに関心を持ち、西表島エコツーリズム・ガイドラインに沿って地元でそれを推進していこうとする者をもって組織し、自然と文化の保全・地域経済への貢献・情報交換・研修会などを通して会員の研鑽と相互理解を深め、西表島におけるエコツーリズムの確立をめざす。』
そして、事業内容はこれを受けて、
1) エコツーリズムの普及・啓発
2) 西表島の自然環境と伝統文化の保全と継承
3) エコツーリズムに関する調査及び情報収集
4) 会員のための各種研修会への参加・開催
5) その他、本会の目的達成のために必要な事業
を活動の柱としている。まずは会員である島民自身がエコツーリズムや西表島について理解を深め、各人が自分たちのいる場所で何ができるのかを考えてもらい西表島におけるエコツーリズムの共通イメージを作り上げていこうとしているわけである。
エコツーリズム協会、というとツアーを斡旋してくれるところ、というイメージをもたれる方が多いと思うが、西表島エコツーリズム協会はまず島内部でエコツーリズムの普及をし、醸成してから徐々に対外的なアプローチを考えていこうというわけなのだ。しかし、協会に問い合わせがあれば、西表島をもっと良く知り・味わい・楽しむためのアイデア提供には協力しているので、ご遠慮なく。