今、大きく変わろうとしているヨーロッパのツーリズム事情。EUの後押しを受け、バルト海に面するラトビア、エストニア、フィンランド南岸部が共同で展開する観光プロジェクト「CAITO」の協力を得て、バルト海沿岸のカントリーサイドを旅した。そこにあったのは、今後の観光産業のカギとなる「持続可能なツーリズム」だった。
バルト海に面するラトビア、エストニア、フィンランドは2017年、これら3ヶ国における「田園ツーリズム」を促進するため「CAITOプロジェクト」を発足。定番の観光ルートを離れ、本当のカントリーサイドでの…〔続きを読む〕
その土地に暮らす人々の生活が肌で感じられる市場は、今やツーリストにとっても外せない人気の観光スポット。ラトビアの首都リガには、一度は訪れてみたい東ヨーロッパ最大、かつ世界遺産に含まれた「中央市場…〔続きを読む〕
リガ郊外のユグラ湖畔にある「ラトビア野外民族博物館」は、1924年に設立されたヨーロッパ最古、かつ最大級の野外博物館だ。敷地面積はおよそ87.66ヘクタール。森の中にある広大な民族博物館で、ラトビアの…〔続きを読む〕
古くからの自然信仰が根付くラトビアを旅するなら、カントリーサイドでの<ルーラル体験>は外せない。バルト三国の中央に位置するこの小さな国では、首都のリガからほんの少し離れるだけで美しい田園風景に出会える…〔続きを読む〕
ラトビアから国境を越え、エストニアにやって来た。5月も中頃だというのに、湖面をなでた風は頬に突き刺さるように冷たい。目の前に広がるのはロシアとの国境線が敷かれたペイプシ湖。ここはエストニア、ロシア…〔続きを読む〕
ドイツやスウェーデン統治の歴史を持つエストニアには、荘園の領主たちが住まいとしていた「マナーハウス」と呼ばれる美しい城館が点在している。近年、それらの多くが修復され、ラグジュリーな宿泊施設として…〔続きを読む〕
そのオシャレで自由なライフスタイルで、今世界中から熱い視線が注がれている北欧ライフ。バルト三国の中でも特にオットリとした国民気質のエストニアでは、ツーリストでも肩を張らずにシティブレイクを…〔続きを読む〕
中世が薫るその街並みは「リアル ドラクエ」と、日本人観光客の間で今大ブレイクしているデスティネーションの一つが、エストニアの首都タリン。バルト海を挟んだお隣の国フィンランドのヘルシンキに…〔続きを読む〕
2026年の開通を目指し、フィンランドからポーランドまで標準ゲージ鉄道をリンクさせる鉄道インフラプロジェクト「Rail Baltica」が進行中の北欧。そこに含まれるエストニアにも鉄道は走っているが…〔続きを読む〕
ラトビアに始まった「バルト海沿岸の田園を巡る旅」は、いよいよバルト海を越えて旅の終着地フィンランドへ。<世界一幸せな国>で暮らす人々のライフスタイルの中に、田園ツーリズムの…〔続きを読む〕
ヘルシンキ発のICに乗っておよそ1時間。ヘルシンキの西にあるカリヤー(Karjaa)という小さな駅へとやって来た。ここはかつて隣国スウェーデンに統治された歴史を持ち、現在でもフィンランド語と…〔続きを読む〕
フィンランド南岸部に春がやって来た。ヘルシンキの西、およそ50キロメートルの距離にあるロホヤは、古くから石灰鉱山や交易で栄えた町。シンボルはウーシマー県最大の氷河湖で、2000メートルから…〔続きを読む〕
環境先進国であるフィンランドの主要産業は森林業。フィンランドでは、1886年に森林破壊が禁止した最初の「森林法」が制定されたが、2014年に施行された「森林法」では樹齢70年未満の木の伐採が…〔続きを読む〕
森を案内してくれた公式ネイチャーガイドのリータ・ライネさんは、2017年にバルト海に面したラトビア、エストニア、フィンランド南岸部が協力して発足した「CAITOプロジェクト」に関連し、ロホヤ…〔続きを読む〕