「クルーズ&ステイ」

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多彩でアートなエンターティメント・シティの魅力を味わう

 ロサンゼルスといえば何といっても映画のメッカ、ハリウッドということになるが、最近ではこれに加え、超高層ビルが連なるダウンタウンの再生が話題になっていて面白い。オフィス街の一角には前衛アートを集めた「MOMA美術館」をはじめ、今年になってクラシックの殿堂ともいえる「ウォルトディズニーコンサートホール」が開場するなど、多彩な顔をもったダウンタウンへと変貌しつつある。しかも半世紀を超えたクラシックなオフィスビルが、洒落たレストランやマンションに生れ変わるなどといったこととも呼応して、ロサンゼルっ子の“都心回帰”が進みつつあるのも注目したいところだ。

 加えて、地下鉄網(郊外は地上走行)の発達により、ホテルから主要観光スポットなどへのアクセスが便利になるなど、個人旅行者にも行動しやすい環境が整いつつあるのも有難い。さらにダウンタウンの近くのビール工場跡地には多くのクリエーターや芸術家が集うロフトが散在したりして、アーティストの作品観賞やコミュニケーションの場として、市民達でいつも賑わっている。


相変わらず活気に満ちたLA




テーマパークやショッピングを楽しむ、オレンジカウンティの旅

 子供から高齢者まで誰にも楽しめる、それがロサンゼルス観光の大きな魅力だ。
 市内はもとより広大な平野が広がる“オレンジ・カウンティ”には、様々なテーマパークや観光スポットが整っていて、一週間滞在しても退屈することはまずない。その中心となるのが、いわずと知れた2005年に開園50周年を迎える「ディズニーランド・リゾート」。世界にあるディズニーのテーマパークの発祥の地として、シニア層にも疲れずに楽しめる広さと多彩なメニューが揃っている。なかでも園内一角にある「ディズニー・グランド・カリフォルニアンホテル」は、周囲とは異なる落ち着いた雰囲気で、パークでの疲れをいやしてくれるお勧めの場所だ。

 そして女性には欠かせないロサンゼルスのシヨッピングといえば、巨大な広さと規模を誇るショッピングセンター訪問だ。そのひとつがコスタメサにある「サウスコーストプラザショッピングセンター」や、東部郊外にある「チェルシープレミアムアウトレット」。まるで工場団地のような広い敷地にブランドショップからスーパー、専門店など全てが揃う。やはりアメリカは広く大きい。もちろんレストランやカフェもあるから、夜まで楽しめるのが魅力だ。

 このようにロサンゼルスとその周辺エリアには、数え切れない観光スポットやショッピング、グルメなどのメニューが整っていて、クルーズの発着地としてみるだけではもったいない。「CRUISE LA」カードを併用するなどして、自分ならではの気ままなロサンゼルス観光を楽しむことをお勧めしたい。数日間の余裕があれば、主要ホテルで1日観光の遊覧バスを利用したり、更には時間や行動面で自由度の高いレンタカーを利用すれば、行動半径がぐっと広がることは言うまでもない。

 この4月からはアメリカン航空も成田からの直行便(毎日)の運行を始めるなど、すでに就航している他のエアラインともども、ますます便利になっている。日本から手軽に楽しめる米西海岸のフライ&クルーズの拠点都市として、もうひとつ新たな魅力を見せ始めているロサンゼルスの気ままな散策を楽しんでみよう。 (ロサンゼルス観光局の日本語サイト=http:www.lax.or.jp



浜田 拓郎(はまだ たくろう)

旅行・ホテル・交通ジャーナリスト。オフィス・ハマダ代表。
東京経済大学経済学部卒業後、広告会社である株式会社南北社(現在、株式会社デルフィス)に入社。プランニング部門で広告計画やマーケティング・プランに従事。7年間勤務後、オーストラリアとニュージーランドに遊学。帰国後、現在のフリーランス活動をスタートする。
自動車ジャーナリストとして新型車試乗記や技術解説などを執筆するほか、ドライブ・ガイドのリポートや旅行及びホテル関係の執筆活動も行う。また最近は、鉄道やクルーズ分野についても執筆。旅行、ホテル、交通全般に関係するデザイン領域も扱う。
「PAPER・SKY」「日経デザイン」「モータービジネス」などに執筆。日本自動車ジャーナリスト協会会員、ホテル・ジャーナリストの会会員。




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