客船ノルウェージャンエピックのお洒落な地中海クルーズ
常に進化を続けるクルーズの世界。なかでも2010年に就航したノルウェージャンエピック(Norwegian EPIC 155873総トン)は、世界中から集めた「楽しいもの」や「素敵なもの」を船いっぱいに載せ、幅広い年齢層に楽しめる新型の洒落たクルーズを実現した。
例えば、ブルーマングループ。
あのオフブロードウエイで人気を博し、今や世界各国に劇場を持つブルーマンのショーが、船上で見られるのだ。しかも観覧料は乗船料に込み。加えて、この船には「青の世界の裏側を覗こう」というプログラムがあり、素顔のブルーマンに会うこともできる。
サーカスを見ながら食べる夕食も夢のよう。空中を舞うエアリアルサーカス。手に汗握るアクロバット。高度な技のジャグリング。コミカルなピエロ。時には乗客も参加し、会場は笑いの渦。しかも、デザートの前にお菓子のパレードが登場するなどディナーメニューと連携した演出がさらに楽しいひとときを醸し出した。
また、ノルウェージャンエピックは夜になると音楽の殿堂と化す。ジャズ、クラシック、カントリーミュージック、70′s、イージーリスニング、ピアノ、ヒップホップなどが毎晩のように各バーや、クラブ等で演奏されるので、数か所をハシゴしたこともしばしば。特に「ファットキャット ブルースバー」はクールなジャズクラブで、バンドの演奏も凄いが、乗客飛び入りのジャムセッションが最高だった。
ところで、ノルウェージャンエピックは「豪華客船旅行とは気取った堅苦しい旅で、タキシードが必需品。」といったこれまでのクルーズイメージを見事に払拭した。上質だが、肩の凝らない雰囲気と、選択肢の多いクルーズライフを提供し、乗客が自由気ままに食べて遊べる、フリースタイルクルージングを確立したからだ。カジュアルに過ごそうが、エレガントに過ごそうがゲストのお好み次第。乗客が自分の嗜好に合わせクルーズを創りだせるのもこの船の大きな魅力だ。
豪華なスイート専用ラウンジで開かれたパーティーで驚いたのは、子供連れのファミリー客が多かったこと。
アメリカから来た親子三世代総勢6名のゲストに聞いたところ、「私たちは、普段は夫婦2人でラグジュアリーシップに乗っています。しかし、ほとんどのラグジュアリーシップは船が小さく遊戯施設が少ないので子供や孫は退屈。そこで、今回のファミリー旅行には、ノルウェージャンエピックのスイートを選びました。客室が美しい上に、専用サウナやプールでゆったり寛げるし、スイート用のビーチクラブや専用ラウンジもあり、高級感も満喫しています。孫たちは沢山の遊戯施設や子供プログラムで大喜び。息子夫婦はスイートの施設や一般の施設をうまく使い楽しんでいます。私たちも久しぶりに可愛い孫と一緒でハッピー。この選択は家族一同にとって最良でした。」
<問い合わせ先>
ノルウェージャンエピック
http://www.ncljpn.jp/