あなたは1996年4月10日以来
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人目の訪問者です。
昨年(1995年)の12月に初めてミャンマーという国に行ったのですが、親日的なミャンマーの人々に暖かく迎えられました。その時に見たミャンマーの様子をいくつか紹介します。(永井奈月)
この国を走る大型観光バスは、そのほとんどが日本や韓国の中古車を輸入しているのですが、塗装を変えるということを彼らは考えないのでしょうか・・・。 ヤンゴンからバゴーに向かう途中、「川崎駅行き」の都バスが目の前を走っていました。そして、その時私が乗っていたのは「岐阜バス」。私の知人は「京都市外大行き」のバスを目撃したそうです。
ミャンマーのパゴダ(寺院)がゴージャスなのには驚きました。殆どのパゴダの塔は金箔が全体に貼られています。ヤンゴンにある聖地シュエダゴンパゴダに至っては、金箔だけでは飽きたらず、頂上にダイヤとか、ルビーとか、ヒスイとかを7000個以上飾ってあるとか。金額にしたらどのくらいかなーと、つい考えてしまった不届き者はきっと私だけではないはず。
ガイドブックでよく見かけるフレーズです。それほど裕福な国じゃないはずなのに、パゴダに金箔を貼りにくる人が後を絶たないとか、お賽銭箱には高額の紙幣がいっぱい入ってるとか、熱心にパゴダに向かって祈る人達とか、なるほど“信仰心の厚い”国なんだなーと感じることはあったのですが・・・。実家に帰れば仏壇に手を合わせ、クリスマスが大好きで、お正月にはちゃーんと神社に初詣に行く私には、この国の人達の仏教に対する想いなんて到底理解できないんですよね。 ミャンマーに行って以来、「“信仰心の厚い”国でー」なんてことを軽々しく口にできなくなってしまいました。
よく、余りにもかわいくて、「ほっぺたをつねりたい!」っていう衝動に駆られる子供っていますよね。ミャンマーの子供達はそんなのばっかりです。ほんとに。カメラを向ければ、言葉では表せないなんとも言えない“いい顔”をするし。 ただ、観光地になるにつれて、ヤンゴン辺りの子供達は写真に写るとチップをもらえるということを覚えてきている様です。なんだかとても悲しい気がするんですが、ミャンマーの子供達にとっては、その方がいいのかもしれないし・・・。
本当です。まあ、人それぞれ好みはあると思いますが、少なくとも私の周りでミャンマーに行ったことのある男性は、口をそろえてそう言ってます。
思い出すままに書いてみたのですが、ミャンマーを少しは分かっていただけたでしょうか? とにかく、ミャンマーは、今、急速に変わっています。今年1996年は「ミャンマー観光元年」とのことで、秋には、首都ヤンゴンに400〜600室規模の外資系ホテルが3件オープンするし。ただ、余りにも外国からの働きかけが急過ぎるので、ミャンマーの人達が果たしてこの動きに上手く追いつけるのかがちょっと心配。
ミャンマーに進出する各企業の方にも、その辺りを是非気にかけてもらえたらなーと思う今日この頃です。
きっと来年の秋には、すっかり観光地になっているんでしょうね。この国も。
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●正式国名:ミャンマー連邦(UNION OF MYANMAR)
●首都 :ヤンゴン(YANGON)
●面積 :68万平方キロメートル
●人口 :4,460万人
●民族 :総人口の約70%はビルマ族。その他はシャン族、カレン族、ラカイン族など135の少数民族がいる。
●言語 :ミャンマー語が公用語。英語は、ホテルや高級レストランなどのごく限られた場所でしか通じない。
●宗教 :約90%は仏教徒(南方上座部仏教)。その他はイスラム教、ローマ・カトリック教など。
●時差 :日本より2時間30分遅れ(日本が正午のとき、ミャンマーは午前9時30分)
●産業 :農業が基盤。その他、チーク材の世界最大の輸出国、宝石類の産出国と、天然資源も豊富。
●文化 :地理的に中国とインドの間に位置することから、両国の2大文明の影響を強く受けており、建築や料理にもそれが表れている。
●経済 :1988年以降、現政府は従来の中央指導経済から市場経済へ移行し、経済の活性化がめざましい。外資導入政策も制定され、またアセアン各国の協力もあり、今後の発展が期待される。
●給料 :政府機関で1,500〜2,000K(但し、油、米などの物資が通常の3分の1の値段で手に入る)。民間企業では5,000〜20,000K。
●教育 :義務教育はなし。小学校5年間、中学校4年間、高校2年間。通常、小学校〜高校まで学校、先生、クラスメート、制服(緑のロンジーに白のブラウス)は同じ。
●結婚適齢期:男性28歳、女性25歳くらい。
●日本人感:多くの人々が親日家。日本への憧れが強く、大学で日本語を専攻している学生も多い。日本語を解する人も多い。
●電話 :高級ホテルでは、IDDサービスを備え付けるところが増えてきている。
●祝祭日 :1月4日(独立記念日)、2月12日(ユニオンデー)、3月2日(農民の日)、4月13〜17日(ビルマ暦新年/水かけ祭)、5月1日(満月祭)、7月19日(烈士記念日)、12月5日(ナショナルデー)※1996年の予定。
●治安 :オフリミットという観光客の行けない地域はいまだに残っているが、殆どの観光ルートはその地域に入っていないので心配はいらない。また、観光客がまだ少ないためか、スリ、泥棒も少ない。
●風俗習慣:上座部仏教の教えで、頭に触ったり、女性が僧侶に触れたりすることはタブーとされている。
●世界遺産:なし(1996年4月現在)
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●通貨 :通貨単位はチャット(Kyat/K)、補助通貨はピャー(Pya)。換算レートは、2002年4月現在、1US$=約720チャット(市場レート)。
●両替 :空港の両替所、ホテル、銀行、MTT(ミャンマー国営旅行社)、ヤンゴン市内の公式両替所で可能。ヤンゴン市内の公式両替所が、唯一市場レートでの両替が可能なところ(但し、外貨兌換券からのみ)。その他のところでは、公式レートでの両替となる。
※外貨兌換券(FEC)とは・・・個人旅行者は、入国の際に空港内の銀行でUS$200を外貨兌換券に両替することが義務づけられている。
●再両替 :不可能と考えた方が良い。
●携行通貨:USドル(できるだけ少額の紙幣で、1ドル札がチップなどでとても有効)。日本円、トラベラーズチェックは通用しない。
●支払い :町中の商店では現地通貨のみ。逆に、空港、ホテル等では、USドルしか使えない。
●クレジットカード:AMEX・DINERS・VISA・MASTERが使用可能。但し、使える場所はかなり限られているので当てにしない方が良い。
●気候 :熱帯モンスーン気候。ベストシーズンは、乾季にあたる11〜3月中旬。暑季(3月中旬〜5月中旬)この季節の平野部はとにかく暑く、街を歩けるのは午前中の11時頃まで。そのあと日中は歩くのが辛いくらい。気温も連日35度以上。
雨季(5月下旬〜10月)ヤンゴン周辺では、午前中は雨が降ったり止んだり。午後になるとバケツをひっくり返したようなスコールが何度か降る。北のマンダレーやパガン周辺では、にわか雨が1日に2〜3時間降る程度。
乾季(11月〜3月中旬)湿度が低くなるので比較的過ごしやすいが、日中はやはり30度前後まで気温が上がる。インレー湖周辺は、この時季、朝夕の気温が下がるためジャケットやセーターの準備が必要。
●服装 :基本的には、日本の夏の服装で十分。日中は陽射しが強いので帽子やサングラスを用意すると便利。レストランやホテルでは冷房が効いているところが多いので、長袖のカーディガン等も用意したほうが良い。インレー湖を乾季に訪問予定の場合、高原地帯で朝夕は冷え込むため、ジャケットやセーターを準備すること。
また、パゴダ見学をする場合は、裸足にならなくてはいけないため、汚れた足で履いても構わないサンダル等を用意すると便利。ノースリーブや短パンなど、肌を露出する服装もパゴダ見学には不適切。
●電圧 :220V/50Hz。日本から持参する電化製品は変圧器が必要。
●プラグ :B、B3を中心に数種類が混在している。
●チップ :ホテルのポーターや枕チップのみ。US$1もしくは500チャットを目安に。
●空港税 :US$10
●衛生 :水道水は飲めない。また、町中の各所に水壺が置いてあるが、この中の水も飲まないこと。ミネラルウォーターはどこでも購入できる。町中の商店で700チャット、ホテルでUS$1位。
●写真撮影:空港施設、橋、政府の建物、軍人は原則として撮影禁止となっている。
●その他 :持っていくと便利なものは次の通り。
・サンダル、草履
パゴダ見学の際、裸足にならなくてはいけないため、汚れた足で履いても構わないものを。
・シャンプー、歯ブラシ、歯磨き粉、石鹸、ひげそり等まだ備え付けていないホテルが多いです。
・帽子、サングラス、日傘等陽射しはかなり強いです。
・虫避けスプレー
観光地によっては蚊がいるところもあるので。
・常備薬、胃腸薬、正露丸など。
ミャンマー料理は全体的に油っこく、胃の調子悪くすることがあります。
・懐中電灯
バガンにあるパゴダは内部が暗いところが多く、安置してある仏像や壁画が見づらいです。あれば持っていった方が良いでしょう。
・高感度フィルム
パゴダ内はフラッシュ禁止の場合もあります。
・お酒類
夜に飲みに行くところがなく、また、町中での購入も難しいため、ミャンマー滞在中はホテルのミニバーを利用する事になります。かなり割高になりますので、予め日本から用意していくのが得策。
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<ヤンゴン(ラングーン)>
ミャンマーの首都。古くは聖地シュエダゴォンパゴダの門前町として栄え、英国の支配下で急速に発展し、今や人口300万人を超える大都市となりました。信仰心溢れる人々で賑わうこの仏教の聖地は、国の開放政策と相まってその黄金のパゴダの下で新しい時代を迎えようとしています。
●シュエダゴォンパゴダ
ヤンゴン市街の北側、シングッタヤの丘に建つ100メートルもの高さを誇る壮大なパゴダ。熱帯の陽光に厳かに光輝くその姿は、まさに「聖なる黄金の塔」。ミャンマー仏教の一大聖地として国内外を問わず多くの仏教徒の崇拝を集めています。
(歴史)
タボウタとバッリカという兄弟の商人が、インドで仏陀と出会った際にもらい受けた8本の聖髪をこの地に奉納したのが始まりとされています。それ以来、度重なる拡張工事が行われ、15世紀中頃、時の権力者だった女王シンソービューによって現在の姿の原型が完成されました。境内には、この創建の経緯を描いたパノラマが飾られています。
(見どころ)
・黄金の塔の再頂部
1個76カラットのダイヤモンドを始め、総計5,451個のダイヤモンドと、1,383個のルビー、他にもヒスイなどの宝石が贅沢に散りばめられています。
・ナウンダワズィパゴダ
北入口の東側にあるパゴダ。仏陀からもらい受けたという8本の聖髪が納められていると言われています。
・マハガンダの釣り鐘
1824年の第1次英緬戦争の際、イギリス軍より一度はヤンゴン川に捨てられた鐘。その後、無事に引き上げられてお堂の中に釣られています。
・各所に奉られている動物
これらの動物は、1週間を8曜日で表すミャンマー式各曜日の象徴。この週8曜日制は、各曜日に方角とシンボルになる動物、星を割り当てているのです。
ちなみに、日曜日は、北東、トリ、太陽。月曜日は、東、トラ、月。火曜日は、南東、ライオン、火星。水曜日の午前は、南、キバのあるゾウ、水星。水曜日の午後は、北西、キバのないゾウ、ラウ(架空の星)。木曜日は、西、ネズミ、木星。金曜日は、北、モグラ、金星。土曜日は、南西、ドラゴン、土星。
自分の生まれた曜日が分かる人は、シンボルになる動物の碑をお参りしてみては。また、パゴダの入り口付近の土産物屋に行くと、これらの動物を型どった骨細工(1個5チャット)も売られています。
●スーレーパゴダ
ヤンゴンの中心街に黄金光を放つ、2千年の歴史を持つ聖域。パーリ語で「聖髪パゴダ」という意味を持つこのパゴダには、インドから持ち帰った仏陀の髪の毛が安置されていると言われています。夜になるとライトアップされ、ひときわ美しく輝きます。ミャンマーの道路元標の役割も果たしているパゴダ。
●チャウッタッヂーパゴダ
ミャンマーで最大の涅槃仏が納められています。比較的新しいパゴダ。
●ボウタタウンパゴダ
ヤンゴン川沿いに建つ歴史あるパゴダ。2千年以上前にインドより持ち帰られた仏陀の遺品を安置するために建てられたといいます。これらの遺品は第2次大戦後の改修工事の際に発見され、内部に展示されていますが、残念ながら聖髪や歯などの貴重品は非公開となっています。パゴダ内部が回廊になっているので、外側からだけでなく内側からも見学できる珍しい造り。
●ボージョーアウンサンマーケット ヤンゴンで最も大きくて、最も賑やかな市場。広大な内部には民族色豊かな店がぎっしりと並び、食料品、日用雑貨、衣料品、漆器、工芸品、ロンジーなどが売られています。ミャンマー各地の名産品もここで手に入れることができますが、産地よりも値段は少々高くなります。
●国立博物館
ミャンマー最大規模の博物館。ミャンマー最後の王朝の栄華を偲ばせる「獅子の玉座」があることで知られています。「獅子の玉座」は、もともとマンダレー王宮内の8カ所に設置されていたもの。イギリス軍のマンダレー攻撃の際に全て奪われましたが、1964年、その内のひとつが返還され、現在展示されています。
●日本人墓地
チャンドーとタモエの2カ所。第2次大戦での日本人戦没者の一部が眠る場所で、県、部隊、個人名などの墓標があります。日本からここを参拝に訪れる戦友会、遺族会の方々が後を絶ちません。
<バゴー(ペグー)>
ヤンゴンの北東80キロメートルにあり、マンダレーやバガンと共に古都として知られる町。18世紀中頃までは下ビルマの中心として大いに繁栄していましたが、1757年、アラウンパヤー王に徹底的に破壊されてからは、昔日の繁栄を取り戻すことなく現在に至っています。
●シュエターリャウンパゴダ
バゴー最大の涅槃仏が安置されていることで有名。圧倒的な大きさ、愛嬌のある顔立ちを持つこの仏像は一見の価値があります。正面から見て左側には釈迦の一生を表した絵がはめ込まれています。涅槃仏の両端に立っているのは、仏教が入ってくる前から信仰されている「ナッ神」という神様。
(サイズ)
全長55メートル、高さ16メートル、耳の長さ1.2メートル、口の左右2.3メートル、まつげの長さ2.3メートル、足の大きさ7.7メートル。
●シュエモォドパゴダ
ミンティーダー丘に高々とそびえ立つ高さ114メートルの大仏塔。ミャンマー三大パゴダのひとつに数えられています。釈迦の遺髪2本を納めるために23メートルの塔を建てたのが始まりですが、その後何度も改築された結果、現在の高さになったそうです。
●チャイプーン
高さ30メートルの柱の四面に、四季の着装をした4体の座仏が造られています。ひっそりと木々に埋もれて佇むその姿はとても赴きがあります。
●ヒンタゴン
小高い丘の上に建つパゴダ。ここからバゴーの町が一望できます。
<バガン(パガン)>
インドネシアのボロブドール、カンボジアのアンコールワットと共に、世界三大仏教遺跡のひとつに数えられる町。イラワジ川の左岸に広がる赤茶けた大地の上に、2千を超すパゴダや僧院が点在している様子は圧巻です。
●アーナンダー寺院
パガン王朝を代表する寺院。最大かつ最もバランスの美しい寺院と言われています。西側の入り口にある2つの大きな仏足跡は必見です。
●ニャウンウーマーケット
バガンの人々の生活の中心。日曜雑貨や食料品を扱う店がほとんどですが、比較的規模が大きく活気のある市場。
●シュエズィーゴォンパゴダ
アーナンダー寺院と並んで、バガンを代表するパゴダ。釈迦の歯と骨が納められていると言われています。その美しさから、完成後には、このパゴダをモデルにしたパゴダが国中に造られたそう。
●スラマニ寺院
かつては、パゴダ内部一面に素晴らしいフレスコ画が描かれていました。残念ながら、現在はかすかに跡が残っているだけです。
●チャンスイッター寺院
シュエズィーゴォンパゴダと同時期に建てられたパゴダ。スラマニ寺院と同様に、かつては内部の壁にフレスコ画が描かれていました。現在見ることのできるのは、パガン王朝を滅ぼしたモンゴル人達が上から描き直したもの。
●タビイニュ寺院
バガンでは最も背の高い寺院。日本の国会議事堂を思わせるような形をしています。テラスからは、赤茶色の大地に無数のパゴダが点在する様子を見渡すことができます。
●ブーパヤパゴダ
小さな円形のパゴダ。歴史はかなり古く、3世紀に建てられたと言われています。地元の人々の憩いの場所。
<マンダレー>
ヤンゴンに次ぐミャンマー第2の都市。ほぼ国の中央に位置するこの町は、ビルマ王朝最後の都でもあります。歴史情緒豊かな美しい古都で、日本でいえば京都のようなところ。
●マンダレーヒル
市の北東にある海抜236メートルの丘で、丘全体がひとつのパゴダになっています。中腹には、本物と言われる「ペシャワール遺骨」が安置されているそう。頂上からは、遠くシャン高原の山並みから、眼下に広がるマンダレー市街まで一望できます。
●王宮跡
1辺2キロメートルという広大な敷地や、それを取り囲むレンガ造りの城壁、睡蓮の茂る外濠から、過去の栄華を想像することができます。現在は、軍の施設として利用されているため、一部分のみ見学可能となっています。
●クトドーパゴダ
整然と並ぶ小パゴダの白、中央のパゴダの金色、周りを取り囲む木々の緑が美しいパゴダ。小パゴダの数は、729基にも及び、各パゴダの中には教典が彫られた石板が納められています。
●サガインヒル
マンダレーから車で約30分のところに位置するサガインという町にある小高い丘。丘全体に400以上のパゴダが点在しています。頂上にあるパゴダは第2次大戦での日本人戦没者の慰霊塔。
●マハムニパゴダ
マンダレーの最も聖なるパゴダ。早朝には、毎日のように、多くの信仰深い人々が仏像の顔に水をかける儀式へと訪れてきます。
●シュエナンドー僧院
ミャンマーでも数少ない木造のパゴダ。全体に大変手のこんだ彫刻が施され、建物自体が芸術品です。
<インレー湖周辺>
標高900メートルの高原地帯に佇むインレー湖周辺は、ヤンゴンを始めとする都市部とは別世界。のんびりとした雰囲気が漂います。多くの少数民族が住むところとしても有名です。
●インレー湖
少数民族のインダー族が、片足を魯に絡ませて立ったままボートを漕ぐ様子を見ることができます。通常は、湖の北側にあるニャンシュエというところから小船に乗り、浮島の上で暮らすインダー族の様子や、素朴な水上マーケット、インレー湖の守護神ファンドーウーパゴダなどを見学します。
(インレー湖祭)
毎年10月中頃〜下旬にかけて行われる「片足漕ぎのボートレース」。世界の奇祭のひとつに挙げられています。
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●ロンジー
ミャンマーの人がみんなはいている巻スカートのようなもの。素材や柄によって値段もまちまちですが、1,000〜4,000チャット位のものなら十分使用に耐えるはず。
●シャンバッグ
ミャンマーの人がみんな持っている布製のカバン。民族によってデザインが異なります。1,000〜1,500チャット位。
●漆細工
バガンの特産品。果物皿、お盆、小物入れ、コースターなどがあり、値段も手頃。ヤンゴン市内でも売られていますが、少々高くなります。
●ミミズクの置物
パゴダの境内や門前で必ずと言っていいほど見かけます。安くてかさばらないので知人へのお土産にぴったりです。但し、雄雌ペアで飾らないと縁起が悪いとか。
●宝石類
ミャンマーは宝石資源の豊富な国。日本よりは安く手に入ります。但し、偽物も多く売られていますので注意が必要。
※宝石購入についての注意!
宝石類の持ち出しは、購入したという証明書、MGE(政府系機関)の公式領収書、現物を提示した場合のみ可能です。
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●パスポート残存期間:査証申請時3ヶ月以上の残存が必要
●査証 :要。
●査証取得方法:5cmx5cmの写真3枚、パスポート(3ヶ月以上の残存期間、見開き2ページ以上の空白査証欄が必要)、*申請書2通、*Report of Arrival1通をミャンマー大使館に提出する。
ビザの有効期間は3ヶ月、滞在可能日数は28日間。郵送での申請も可能。また、パッケージツアーを利用する場合は、旅行代理店が代行申請を受け付けている。
*印の書類は、大使館でもらえるもの。
「ミャンマー大使館」
(住所)東京都品川区北品川4−8−26 (電話)03−3441−9291
(業務時間)月曜〜金曜 午前9字30分〜11時30分
(査証取得実費)6,500円
●入国手続き
1)入国審査 記入済みの出入国カード、パスポート、査証(パスポートに押印)を入国審査官に提出し、チェックを受ける。
2)税関1
記入済みの税関申告書にスタンプと署名を受ける。貴金属、宝石、カメラ、ビデオカメラは必ず申告すること。
免税範囲は、酒2本、タバコ2カートン、香水0.5リットル。
3)強制両替
税関1の向かい側にある銀行でUS$200以上を外貨兌換券に両替する。渡された領収書は出国までなくさないこと。パッケージツアーの場合は、強制両替は免除される。
4)ターンテーブル
ターンテーブルから荷物をピックアップする。かなり時間がかかる。
5)税関2
税関1でスタンプと署名を受けた税関申告書を提出する。申告物のある場合は、申告書を2枚作成し、1枚を税関2に提出。もう1枚は保管しておき、出国時に提出する。
●出国手続き
1)チェックイン
航空券とパスポートを提示し、搭乗券を受け取る。出国税はUS$10
2)出国審査
入国審査の時に返された出国カード、パスポートを出国審査官に提示。
3)税関
入国時に申告物のあった人は、税関申告書の裏面に必要事項を記入の上、税関審査官に提出。宝石を購入した場合は、税関横の小さなテーブルにいる係員にUSドルで購入したという証明書、MGE発行の領収書、現物を提示し、チェックを受ける。
4)セキュリティーチェック
5)搭乗待合室
6)搭乗
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日本語を理解できる人が意外と多く、また、通報の義務を持っている国です。十分に注意してください。
●ミャンマーは軍事政権の国。人前で政治の話やスーチー女史の話をしないこと。
●ミャンマーの女性にお酒を注がせることは禁じられています。
●ミャンマーの人は外貨を持つことを禁じられています。チップを渡すときは必ず現地通貨のチャットで。
●ミャンマーは、敬虔な仏教の国。仏教を冒とくする言動は謹んでください。
●パゴダ内は、土足禁止。また、男女とも肌を露出した服装も避けること。
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