求愛も大変、ニワシドリ
(庭師鳥、別名アズマヤドリ)
ノーザンテリトリーでは、ニワシドリは通常8月から9月にかけて繁殖を始めます。オスは、それに先立つ数か月を、メスを引き付けるための手間隙かけた東屋を手直しする事に費やします。
マダラニワシドリ
オーストラリアの中央部に生息するマダラニワシドリ(Spotted Bowerbird)は川床に近い岩場に多く見られます。この鳥は自生のイチジクが大好物です。
オオニワシドリ
オオニワシドリは、オーストラリア北部トップエンドのピクニックエリアでよく見かけられます。この鳥は茶色がかった灰色で、通常地面の上で多くの時間を費やします。主に果物を食べていますが、ずうずうしく腐肉をあさることもあります。
トンネル状の東屋は、草と小枝で造られています。これらは通常南北の方向に造られます。カンガルーなどの大型動物に踏み荒らされないよう大きな茂みの下に造られることが多いようです。ただし、これらはメスを引き寄せるための東屋であり巣ではありません。交尾はこの東屋で行われますが、メスはオスの助けを借りずに子供を育てるためそこを離れます。メスは地面から十分の高さのある木に架けられた皿状の巣に卵を生みます。この巣は通常東屋からかなり離れていることが多く、見つけるのが困難です。
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