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カムチャッカ ツアー リポート

KAMCHATKA TOUR REPORT

カムチャッカでエコツアーができないか?見にいったツアー報告書
BY カムチャッカクラブ


 東西の冷戦構造の緩和とそれに続くソビエト連邦の解体などで、カムチャッカ開発が具体的なテーブルに乗るのは時間の問題となってきた。豊かな海と地下資源に恵まれたカムチャッカは、観光面でも無垢の大自然をバックにしたエコツーリズムの宝庫である。

 自然との共生を図りながら、如何に「持続可能な観光地」に育て上げて行くことができるかは、新しい観光資源を開発して行く上での最大のテーマでもある。
 エコツーリズムの視点から新しい観光地の可能性を考える−−「カムチャッカクラブ」による、知られざるカムチャッカ観光の魅力と可能性をお届けする。

目次

T  なぜカムチャッカなのか
はじめに/何故カムチャッカなのか

U  カムチャッカはどんな所か
国土/資源/経済

V  カムチャッカのツアーについて
ツアー会社システム/人材/交通/ホテル/現地でのインフォメーション/食事/病気

W  アバチャ火山へ


X  ツアーポイント
郷土史博物館/火山学研究所/別荘/デパート/青空市場/建物と車/ロシア正教会/
温泉/海/野生生物

Y  エコツーリズムの可能性について
今回のツアーをエコツアーとして見てみると/観光の現状とエコツアーの可能性


◆ 報告書をまとめるにあたって


 僅か8泊9日のカムチャツカへの旅である。その中でどれだけカムチャツカエコツア−をプランニングできたか自信はない。

 しかし今、私たちの可能な限りで、カムチャツカの魅力とエコツア−の可能性を問うことは無駄ではないとおもう。この報告書はわずかな期間で知り得た、さまざまな分野をそのかぎりでレポ−トした。これは数少ないこの地のデ−タのなかで、ひとつの位置を持つだろう。このレポートが、これからのカムチャツカエコツア−のひとつのテキストとなれば幸いである。

 なお事実の誤認や、不適切な記述についてはあらかじめお詫びしておきたい。その意味で、この報告書はひとつの実験である。