TGV東線が発着するバーゼル中央駅(SBB)


TGV東線でスイスへ  バーゼルの発着駅は中央駅


TGV東線には、フランスとスイスを繋ぐルートもある。
その場合、パリからストラスブール、コルマール、ミュルーズ、バーゼルを経由しチューリヒへ向かう。もちろん逆のルートもありだ。パリからチューリッヒへは約4時間半。ストラスブールからバーゼルなら1時間10分程度で、こちらもさして時間はかからない。

TGV東線が停車するバーゼルには、ライン川を挟んで南側にフランス国鉄(SNCF)が乗り入れるスイス国鉄(SBB/CFF/FFS)のバーゼル中央駅、北側にドイツ国鉄(DB)が乗り入れるバーゼル・バート駅がある(ドイツ国鉄の列車であっても、行き先によりバーゼル中央駅に乗り入れているものもある)。スイス国内へ向かう列車は、上記の双方の駅から出ている。

フランスへ向かうTGV東線は、バーゼル中央駅の西側にあるフランス国鉄専用のホームから発着している(写真右)。
以前はスイス国鉄のホームとの間にパスポートチェックのためのゲートが設置されていたが、すでにスイスのシェンゲン協定への加盟が決定(*)しているため、現在はバーゼル中央駅でのパスポート・コントロールは行われていない。

短時間で国境を越え移動できる高速列車、TGV東線の旅。貴重な時間を有効に活用する旅のツールの一つとして、利用する価値は十分にある。また、チケット購入や予約は、レイル・ヨーロッパのウェブサイトから日本語で直接行えるのも有難い。
 
 
* 2007年12月現在、スイスのシェンゲン協定への加盟は、EUとの話し合いでは2008年11月となっているが、一部のEU加盟国でまだ承認されていないため、正式加盟は予定よりも遅れる見通しとなっている。
 
 
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取材:2007年12月