世界遺産が集まるドナウ川流域
ドイツ南西部、シュヴァルツヴァルト森に源を発し、黒海へと注ぐドナウ川。
ヨーロッパを貫くように流れるこの川はかつて重要な交易路であったことから、流域には東西交易で栄えた町が点在しており、その中にはユネスコの世界遺産に登録されている場所も多い。
夏はクルーズ船に乗ってこれらの町々を巡るのも乙なものだが、船が運航されない冬場は鉄道を利用した世界遺産を巡る旅が楽める。
今回の旅の出発地は、2006年に世界文化遺産に登録されたドイツ・バイエルン州にあるレーゲンスブルク。ここからレイルパスを活用して、ドナウ川に沿って移動する。
ドナウ川流域にある世界遺産や文化都市の見どころを、冬の楽しみや鉄道の旅のエピソードと交えて紹介しよう。