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恋人達の駆け込み寺は鍛冶屋さん?! スコットランドの南、イングランドとの国境近くに、ちょっぴりロマンチックなストーリーを持つ村がある。それがグレトナ・グリーンだ。 |
感動の結婚式 「駆け落ち婚」で有名になったグレトナ・グリーンだが、この愛の聖地で結婚式を挙げようとするカップルは後を絶たない。その数は、年間で1000組にも及ぶ。
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刻まれた新たな歴史の1ページ 「二組目の結婚式で、ウィットネス(立会人)をお願いできますか?」 |
数多くのカップルを結びつけてきた「金床の司祭」 |
18世紀から残る婚姻の記録 その膨大な量に驚く |
新たな人生を歩みだした ダーレンとカレン |
「イングランドからやってきて初めて見えるこの場所で、二人は晴れて夫婦として認められた。」 この成婚宣言に引き続き、神父さんが前にあるハンマーで「金床の司祭」を叩く。 場内に「カーン!」という鍛冶屋特有の音が響き渡ると、皆の顔に万遍の笑が溢れた。 式はこの後、「結婚証明書の作成」へと移る。 まず新郎新婦が書類に必要事項を記入してからサインをし、それに続いて立会人(2名)が記入とサインを行う。記入する用紙は2枚。1枚は手元に控えとして残り、もう1枚は式が行われた博物館に記録として残される。 当然のことながら、立会人として出席した私も書類に署名をした。 夫婦として新たな一歩を踏み出したダーレンとカレンの名と共に、こうして私の名前もグレトナ・グリーンの歴史の1ページに刻まれることとなった。 「結婚式」で有名なだけじゃないグレトナ・グリーン
「オールド・ブラックスミス・ショップ」で挙式を挙げた多くの人が、披露パーティや宿泊などで利用しているのが、通りを挟んで向かい側に建っていホテル「スミスズ・アット・グレトナグリーン」だ。
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品良くタータンがあしらわれた客室 |
センスの光る料理は味も抜群 |
豊富な品揃えが自慢のショップ |
イングランドの湖水地方へと続くグレトナ・グリーンは、スコットランドとイングランドを結ぶ観光の要所になっている。そのため、物館の裏手にはカフェテリアや大きなショッピング施設も設けられている。
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