中国大陸の南、台湾に対面したところにある福建省の郷土料理だが、広東料理と共に南部沿岸地方の代表的料理である。 しかし、広東省に比べ開発が遅れた地方であったためか、素朴な味わいを特徴としていて、広東料理よりもさらに淡泊である。 また、時間をかけ、ゆっくりとろ火で煮た煮物に醤油を使うのを好む。海産物料理が多く、貝や軟体動物もよく使われる。 地理的位置関係から台湾の言葉が福建語あるのと同じように、台湾料理もかなり福建料理の影響を受けている。