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「クルーズ&ステイ」

新型クルーズ船の就航で活気づくアメリカ西海岸の旅


 年々盛んになるクルーズの旅。多彩なコースや手頃な料金で楽しめる『海外クルーズ』の人気が上昇中だ。
 とはいえ気になるのは、日本からクルーズの発着となる母港までの距離や時間。人気のカリブ海クルーズやヨーロッパ方面などは、フライトの乗り継ぎなども重なってどうしても時間的に遠くなる部分がある。その点、太平洋に面したアメリカ西海岸であれば、成田や関空などから“ひと飛び”の距離であり、その分クルーズの母港となる都市や周辺エリアを併せて楽しむこともできる。

 折しも今年2月と5月に相次いで長崎の造船所で建造された2隻の大型クルーズ船、「ダイヤモンド・プリンセス」と「サファイア・プリンセス」(ともにプリンセス・クルーズ社が運航)が、この春から相次いでアメリカ西海岸で就航している。その母港となるロサンゼルス(カリフォルニア州)とシアトル(ワシントン州)は、他のクルーズ船ともども賑わう船旅のメッカでもある。

 そこでここではクルーズの旅のみで目的地を往復するのではなく、それぞれの母港となる都市とその周辺の滞在を楽しむ『クルーズ&ステイ』を、2回にわたり提案してみよう。今回はその第1弾ロサンゼルス篇である。



メキシカン・クルーズの拠点ロサンゼルスと南カリフォルニア観光(その1)

  •  「サン・ペドロ」は西海岸クルーズの母港
  •  「CRUISE LA」カードで楽しさ倍増
  •  多彩でアートなエンターティメント・シティの魅力を味わう
  •  テーマパークやショッピングを楽しむ、オレンジカウンティの旅




  •   ●浜田 拓郎(はまだ たくろう)

     旅行・ホテル・交通ジャーナリスト。オフィス・ハマダ代表。
     東京経済大学経済学部卒業後、広告会社である株式会社南北社(現在、株式会社デルフィス)に入社。プランニング部門で広告計画やマーケティング・プランに従事。7年間勤務後、オーストラリアとニュージーランドに遊学。帰国後、現在のフリーランス活動をスタートする。
     自動車ジャーナリストとして新型車試乗記や技術解説などを執筆するほか、ドライブ・ガイドのリポートや旅行及びホテル関係の執筆活動も行う。また最近は、鉄道やクルーズ分野についても執筆。旅行、ホテル、交通全般に関係するデザイン領域も扱う。
     「PAPER・SKY」「日経デザイン」「モータービジネス」などに執筆。日本自動車ジャーナリスト協会会員、ホテル・ジャーナリストの会会員。