本格的なアメリカンクルーズで結婚式

久保 千鶴子


 寝ている間に移動して、目が覚めたら次の島…という「アメリカン・ハワイクルーズ」に一度乗りたいと思っていた。毎週日曜日になるとアロハタワーに接岸する3万8000トンの本格的な客船だ。たまたまこのクルーズには「ホノルルのホテル2泊、船中泊4泊」というハネムーンパッケージや、島内の教会または船上でのウエディングプランも用意されていたので、利用してみることにした。
 日本の予約先であるクルーズバケーション(03-5487-0901)で、結婚式の日を選んで申し込むだけ。ウエディングプランは、ブーケ・ブートニア、牧師謝礼、ウエディングケーキ、シャンパン、アルバムがセットされている。ドレスはワイキキの「ウエディングサービスワタベ」でレンタルした。ヘアメイクは乗船後、船内の美容室を予約した。
 式の段取りなどは乗船してからの打ち合わせとなるが、このクルーズにはまだ日本人がほとんど乗っていないため英語しか通じない。でもなんとかなる。
 船上結婚式のいいところは、乗客やクルーが皆で祝福してくれること。また、中には家族連れもいるが、ほとんどがカップルでの参加なので、初めて夫婦そろっての社交を体験するのにはいいチャンスだ。キャプテンやクルーズディレクターからはお祝いのメッセージが届き、レストランのウエイターたちからもお祝いのケーキをプレゼントされた。

 式の翌日からは、島に降りて海に入ったり、ゴルフをしに行ったり、ヘリコプターに乗ったりと、様々なアクティビティーを体験した。夜は毎晩違ったテーマのパーティー。ハワイアンナイトでは現地でムームーとアロハを買って着込み、他の米国人たちと一緒に騒いでハワイアン気分を楽しんだ。