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世界最大のパナマックスサイズ

  宇宙時代にはばたく、最新鋭のクルーズ客船「ギャラクシー」がデビュー



ギャラクシー
 海上交通に飛躍的進歩をもたらしたパナマ運河。大西洋と太平洋を結ぶ全長約80kmのこの運河は起伏の激しい地帯にあるため、水路に入った船を閘門(ロックス)という扉のついた箱の中に閉じ込め、水量を増減しながら進めていく方法がとられている。閘門の長さは304、8m,幅33、5mなので、通過できる船の大きさには制限があり、パナマ運河を航行できる最大船型をパナマックスという。  

 昨年、12月に就航したセレブリティークルーズ社の客船ギャラクシーは、総トン数77317総トン、全長264M、全幅32,2M。世界最大のパナマックスサイズの客船としてデビューした。 しかし、本船の特徴は、大きさばかりではない。同社のつちかってきた「高品質のクルーズを手頃な料金で」というコンセプトを実現しながら、船名ギャラクシー(天の河、銀河の意)にふさわしい、宇宙時代に対応できる最新鋭の客船として誕生したところだ。



ストラスフェアラウンジ
 成層圏にまで手の届きそうな、全面ガラス張りの眺望ラウンジ・ストラトスフェア。マグロドームという開閉式屋根を持つ全天候型のオアシスプール。広々とした屋外デッキに、2つのプールやジャクージが並ぶオーシャンプール。日本の展望浴場をヒントにしたアクアスパ。ティーンエージャー用ディスコや、大劇場など、船上にはリラックスできる施設が目白押しである。昼時になると、プールサイドの、グリルからハンバーガーやホットドッグの焼けるなんとも良い香りが漂ってくる。

 もちろんこの他にも、ブッフェスタイルのレストランや、フランスのスターシェフ、ミッシェル・ルー氏が監修するメインダイニングもあり、そちらの昼食も素敵なのだが、水着のままデッキチェアーで、カリブの青い海を眺めながら食べるランチは爽快そのもの。バンドの奏でるカリプソのリズムが、一層ノリノリ気分にさせてくれる。   



開閉式屋根のオアシスプール

 ソニーエレクトロニクス社と提携しマルチメディアシステムも搭載しているギャラクシー。パソコンルーム・ソニーワンダーでは、連日子供から大人まで楽しそうにマウスを操り、子供遊戯室には8台のソニープレイステーションを備えている。大劇場の舞台装置、照明、音響、スクリーン等はすべてコンピューターライズされ、歌と踊りに迫力を増す。 キャビンではテレビ画面のセレブリティーネットワークを通じて、オプショナルツアーの申し込みも、ルームサービスも、リモコンボタンで、ピッピッピッと注文できる。

 また、陸上と船上を映像で結ぶビデオテレコンファレンスや、手元で投票できるボートシステム等、画期的な船上コンファレンスルームを持っているので、レジャーのみならず、企業のインセンティブクルーズにもうってつけだ。



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