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セントトーマスの町並み |
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セントトーマスでの遊びは自由自在。メイガンベイをはじめ美しい海岸でのビーチタイム。シュノーケリング、ダイビングタ、カタマラン、カヤックから、潜水艦ツアー、ショッピング、島内観光等々。何しろデスティニーでは、25以上ものオプショナルツアーを用意している。
またセントトーマスはコロンビア産エメラルドを始めとする宝石ショッピングが人気。到る所に宝石屋が軒を並べ、目も眩わんばかりだ。
そして、金曜日、土曜日と終点のマイアミ目指して航海日が続く。と言っても船上は退屈知らず。プールサイドでは「胸毛コンテスト」が始まった。胸毛自慢の男性が数人登場し、そのうちの1人の奥さんが目隠しをされて、全員の胸毛を触り、どれが自分の夫か当てるという愉快なコンテスト。しかもこの時奥さんが、まったく違う人を「これが私の夫です!」と答えてしまったので観客席は笑いの渦。
この他「枕叩き合戦」や「隠し芸大会」などが行なわれ大声援が贈られる。数日間ともに過ごした仲間意識も芽生えた船上は、ノリノリの雰囲気だった。
航海日はゆっくり日光浴 |
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クルーズもフィナーレに近づいた頃、50人以上の船客に感想を聞いてみると80%以上の人から「大満足」という答えが帰ってきた。
ニューヨークのお巡りさんも「ここはパラダイス。明日から寒いニューヨークで仕事が始まるなんてぞっとするよ」。ジョージアの秘書は「明日、船を降りたくない」と名残惜しそう。
カーニバルデスティニーは、特別な大金持ちの為の船ではない。普段、地道に暮らしている人たちが、1週間の別天地を求めてやってくる気軽な旅なのだ。
日本では、堅苦しく思われがちなクルーズだがデスティニーの路線は異なる。「手頃な料金で、バラエティーに富んだ遊びを提供し、憧れのカリブ海へつれていってくれる手の届く旅。それが、大人気の秘密さ」。
最終日。プールサイドで貪るように太陽を浴びる人々の満足気な笑顔はそう物語っているように見えた。