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アバディーからボイジャー

姉妹船ボイジャーオブザシーズと
エクスプローラーオブザシーズ

船上のアイススケートリンクにロッククライミングの壁
浮かぶバケーションランドの誕生

ボイジャーオブザシーズ


 ついに、20世紀最大の客船が決定した。世界のリーデイングクルーズラインの1つ、ロイヤルカリビアンインターナショナルからデビューした14万2千総トンの同型姉妹船ボイジャーオブザシーズ(以下ボイジャー)と、エクスプローラーオブザシーズ(以下エクスプローラー)である。

 1999年11月、客船史上初の超14万トン船として、最初に名乗りをあげたのは、ボイジャーであった。この船の凄味は、大きさだけではない。これまでの客船の概念を塗り替える斬新な船上施設の数々を搭載し、訪れる人々をあっと驚かせた。

  たとえば、客船史上初の本物の氷を張ったアイススケートリンク。数年前には、いったい誰が船上でスケートを滑るなんて想像しただろうか。
 命名式を翌日に控えた披露クルーズでは、スルヤ・ボナリー、ロビン・カズンズ、ビクトール・ペトレンコ等々、かつてオリンピックを賑わせた名スケーター達による滑り初めが行われた。

アイススケート
 中でもひときわ喝采を浴びたのが銀盤の女王カタリーナ・ビットの登場であった。彼女はこの船の栄えあるゴッドマザーでもある。
 カタリーナ・ビットのスポークスパースンによれば、「カタリーナは、ボイジャーオブザシーズの命名者になれることを大変誇りに思っています。明日の式典のために、エスカーダがデザインしたラベンダー色のイブニングドレスも用意しました。彼女は、今ロイヤルスイートルームに泊まっていますが、ベランダにまで、お風呂があり、船自体の素晴らしさにも大変感動をしています」。

もちろん、普段のクルーズでは、時間制で一般のお客様もアイススケートが楽しめる(貸し靴付1時間6米ドル)。また、プロのスケーターによる華やかなアイススケートショー(無料)もある。
 灼熱のカリブ海クルーズで、冷やりとアイススケートもどうぞ!というわけだ。

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