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サンバカーニバルのパレード 山車も衣装も鮮やか |
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夜9時、花火の合図があがり、いよいよ一軍のサンバスクールによるパレードが始まった。
1チーム5000人前後のメンバーと8〜12台の山車が、80分間かけて会場を通過するのだが、その間、ジャッジたちによりテーマ、進行方法など、10項目を採点され、もし80分で通過できなければ減点となる。
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マンゲラのパレード 昼間見た山車が目の前を通過 |
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鍛えられた褐色の肢体を飾る、赤や青の羽つきビキニ。打楽器隊の迫力ある演奏。目を奪われるようなリズミカルなステップ。光の点滅する山車の上まで美女軍団が埋め尽くし、会場は興奮のるつぼと化していった。
私は2晩カーニバルを見に行ったが、さすがに翌日は、快い脱力感を覚えた。
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そんな乗客のコンディションを優しく包んでくれたのが、ブエノスアイレスに戻るまでの3日間の航海日だった。
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ラテン音楽にあわせ踊りだす 南米の乗客たち 船上のプールはいつも陽気 |
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ゆったりとスパに癒され、のんびりとプールでまどろみ、夜はミシュランの3つ星料理人ミッシェル・ルーのレシピによる食を楽しみ、そして下船地アルゼンチンにちなんだ「タンゴショー」や「ガウチョショー」も上演され、船で行く南米紀行のを醍醐味を満喫した。
これこそクルーズの利便性であり、動くホテルの強みだ。アルゼンチンから長時間かけて帰宅する乗客たちにとっては体調を整える格好の寛ぎのときとなった。
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さて、2007年には、ミレニアムの同型姉妹船インフィニティーが2月11日ブエノスアイレス発、14泊15日のリオのカーニバルクルーズを行う。一生に一度は訪れたい世界有数のカーニバル見物の絶好の機会だ。
寒さも忘れる別天地で、ラテンアメリカの情熱の洗礼をあびてみてはいかがだろうか。
<問合せ先> ミキ・ツーリストクルーズセンター TEL:03-5404−8813
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