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大人の船旅が楽しめるアザマラクエスト
大人の船旅が楽しめるアザマラクエスト
 
スタイリッシュに楽しむ大人の船旅

 アザマラスタイルのクルーズとは簡単に言えば、肩のこらない粋で上質な船旅。
エンターテインメントも大劇場での派手なショーやイリュージョンではなく、ピアノ、ヴァイオリンのコンサートなどが多い。
時には、ピアノのあるカフェでゲストエンターティナーとアザマラオーケストラの即興のジャムセッションなどが始まり、洒落た大人の世界を演出した。

 高級クルーズというと日本ではドレスコードが厳しく、タキシードとイブニングドレスが必需品のようなイメージがあるが、アザマラクエストでは特別なドレスコードもないので気楽だ。

天井画が美しい図書室
ダイニングルームに早代わりした
天井画の美しい図書室
 
夕食には、スーツにネクタイから、ポロシャツに長ズボンまで様々だ。時にはお祝い事でもあるのかタキシードやイブニングドレスでドレスアップした乗客もいる。各自が自分スタイルで、なおかつ節度を持って旅をする小粋な贅沢感が漂っていた。


図書室が船長テーブルに早代わり

 ある日、客室にキャプテンズテーブルへの招待状が届いた。驚いたのはその会場だ。
昨年、アザマラジャーニーの南米クルーズに乗船したときは、メインダイニングルームの突き当たりに船長テーブルがあっったが、今回はなんと図書室で開催されるというのだ。

 この図書室は船内でもトップクラスに優雅な部屋で、とくに天井画が美しい。一体どんな趣向で行われるのか、興味津々で会場に向かった。

 
広島県ええじゃんレディから花束贈呈
広島県ええじゃんレディから花束贈呈
 

 まず、入り口でシャンペンとカナッペが振舞われゲスト達と談笑。室内を見回すと、つい一時間前まで読書やチェスが行われていた部屋が、大きな長テーブルのあるエレガントなダイニングルームに早代わりしていた。

 今宵のテーマは「東洋味覚の饗宴」。
アザマラクエストの総料理長はフランス出身。彼が考案した晩餐会のメニューは、ベトナム、シンガポールなどアジア各地をイメージした7コース料理のゴージャスディナーであった。

デザートはチョコレートで作った帆掛け舟が、小島に見立てたケーキが浮かぶ皿を走る盛り付け。隣の英国の女性が「たしかにこういう形のボートを香港で見た。とても素敵な演出ね」と嬉しそうに笑った。

 その夜アザマラクエストは、関門海峡を通過。翌朝、初めて日本の広島に入港したのだった。 (アザマラクルーズ問合せ先:ミキ・ツーリスト TEL:03−5404−8813) 



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